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仏教に学ぶ生き方、考え方「この物価高の世の中に」

 卵の値段がちょっと下がってきたようですが、日本でも「物価高の波」は確実に大きくなっています。

 物の値段が上がるということをこの三十年間忘れていた日本人には抵抗感があるようですが、逆に値段が上がらないということは、それだけ日本全体が「安くなってきている」ということでもあります。

 それでも「電気代や携帯代」が数万円などと聞くと、ちょっと驚いてしまいます。

 ちなみに私の場合、電気代は月数千円、スマホはお寺用と自分用の「二台持ち」で、それぞれ5分間無料通話付きで千円定額ですので計二千円です。

 車はリッター三十㌔超えの軽ですし、服は格安衣料を手洗い洗濯で着回しています。

 なので外食をしても余裕で「収入の範囲内」でやれてしまいます。

 そしてコツコツと「お寺の修繕と寄付」のために貯めているといった状況です。

 これを「つつましやか」だと感じる人がほとんどでしょう。

 でも私にはこれが「幸せのカタチ」ですし、持つものが少ないということはとても「気楽」なのです。

 逆に持てば持つほど、「執着」して手放せなくなる気がしております。

 そしてこの物価高の世の中でも、スイスイと泳いでいける「身軽さ」はとてもありがたいのです。


☆今日の一句☆

 難度海
   空の財布が
       浮き袋

 



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