ほとけさまのおしえ「個性というもの」
三連休も「最終日」になり、紅葉や温泉など楽しまれてみえる方も多いと思います。
晴れて暑いくらいの日が続いたので、きっと沢山の方が行楽を楽しまれていることでしょう。
そんな中でコツコツと仏事をこなし、いつものようにプールに通い、ファミレスでドリンクバーをしている私は、はっきり言って連休であることを「もっとも感じさせない毎日」を送っております。
昨日も法要の後に、都会からお越しの方に「このあたりの紅葉は色づいてますか?」という質問を受けました。
その時にとっさに答えることができないほど、「紅葉を意識していない」自分を実感してしまいました。
よく人は「個性」が大切だと言われます。
なのでついつい「その人しかできないことや考えられないこと」を求めてしまいます。
そのあまり、個性を「強調」したり個性を「無理やり」作り出したりすることもあるのではないでしょうか?
でも本来の個性は、「自分がそのままありのままでいること」のようにも感じております。
「仏説阿弥陀経」の中に色とりどりの華がそのままの色で輝いている様子を表した部分があります。
「青色青光、黄色黄光、赤色赤光、白色白光」という部分で拍子木のテンポも変わるので印象に残りやすい部分です。
でもあえて言うなら色が「モノクロ」だったり「輝いてなかったり」したとしても、それも個性の一つではないかと思うのです。
そしてそう考えれば「いつもと変わらずなんとなく過ぎてしまった三連休」も、すばらしい個性を伴って輝き始めるのではないかと思うのです。
☆今日の一句☆
そのままの
あなたの姿が
個性です
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