仏教に学ぶ生き方、考え方「ブラッシュアップライフ考(其の壱)」
ドラマ「ブラッシュアップライフ」が人気のようです。
某動画配信サービスのランキングで、日曜遅くの放送枠であるにもかかわらず「堂々第一位」になっておりました。
あらすじは皆さんご存知だと思いますが、何回も人生をやり直す中で、「人々の縁と人生の意味」を考えていくドラマです。
ドラマの中では、次に生まれ変わるものは選ぶことができないけれど、同じ人生は何回もやり直すことはできるという設定ですが、「仏教的」にはそのことをどう教えられているのでしょう?
実は仏教では「流転輪廻」という考え方があり、生まれ変わりはあるとされております。
でも同じ人生を「やり直せる」という考え方は説かれておりません。
そして、人間に生まれ変わることができるのは「甚だ難しい」とされております。
お釈迦様は人に生まれる確率がどれくらいのものなのか、次のように言われております。
広い大海に「一片の木片」が浮かんでいます。
そしてそこには「穴」が開いております。
また広い大海に百年に一度、息継ぎのために首を出す「盲目の亀」がおります。
その亀が首を出したときに、その木片の穴にすっぽりと「首が入る」くらいの確率だと。
それは大げさなように思えますが、考えようによっては、これより「低い確率」かもしれません。
それぐらい人間に生まれるのは難しくまたやり直せることはできないのです。
☆今日の一句☆
一度きり
人に生まるは
難しい
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