仏教に学ぶ生き方、考え方「電話を取りそこねた話」
お坊さんにとって「電話」は御同行様との大事な「パイプライン」と言ってもいいでしょう。
急なことがあってもすぐに電話で繋がり、葬儀などの「段取り」を進められることは大きな安心になります。
でも受けるほうは「いつでもどこにいても」電話がかかってくれば、すぐに段取りを進めなければなりません。
なので自坊の電話もスマホに転送する設定にし、携帯番号も周知していつでも繋がれるように気をつけています。
でも時々「タイミングが悪い」時があり、何度も電話をしてもらうこともあります。
先日はちょっと出かけている間に十数件の着信履歴があり、平謝りしたこともありました。
そして昨日は、とても疲れていて「午後七時前」には眠りについていました。
そういう時に限って電話がかかってきたのですが、すでに「夢の中」です。
朝の五時に起き、数件の着信履歴を見つけてこれはただごとではないと掛け直しました。
「何回かかけたけど繋がらなかったので、葬儀会館の紹介してもらったお坊さんに頼みました」とのこと。
葬儀は他のお坊さんに頼んだけど、「中陰法要」はお願いしますと言われ、本当に申し訳ないことをしたなと平謝りして電話を切りました。
ほとんどかかってこない電話ですが、時々寝たり出かけたりした時にかかってくるということが「時々」あるのです。
あらためて、いつも「気を張って」いなければと思いを新たにしております。
☆今日の一句☆
お坊さん
年中無休で
気を抜かず