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18toya
ほとけさまのおしえ「低体温症」
今年一番の「寒気」がやってきました。
今朝は「車のドアや窓ガラス」が凍り付き、吐く息が白くなるほどの冷え込みでした。
そしてこの気温になると心配なのが「低体温症」です。
真夏であれば「熱中症警戒アラート」が発出され、「注意喚起」がなされます。
しかしながら、「低体温症警戒アラート」は聞いたことがありません。
WHOによれば、眠るときも含めて「室温18度以上」が推奨されているようです。
手足が冷えたり肌が冷たくなったりするのは大丈夫だそうですが、「深部体温が35度以下」になると生命のリスクが高まるそうです。
具体的には、「体が震えだしたら危険サイン」と思ったほうがよいのだとか。
つまりは毎朝「水シャワー」をして、半袖で「手洗い洗濯」をしている私は、かなり高リスクということになります。
そして実は熱中症より低体温症で命を終える人のほうが「多い」などと聞いたら、なおさら「無謀なこと」と感じてしまいます。
親鸞聖人は関東での布教の旅で、雪の中見つけた一軒家に宿を貸してもらおうとしましたが、「坊主は嫌い」という理由で断られてしまいます。
そして門下にあった石にもたれて、雪をかぶったまま眠ってしまうのです。
その後、一旦は断った家の主「日野左衛門」が招き入れてくれたおかげで生き長らえ、日野左衛門も真宗の教えに触れることができたと言われております。
冬がやってくると、雪が二人の「ご縁を合わせてくれた」といえるこの逸話を思い出すのです。
そして深部体温に意識を向けながらも、冬の季節を工夫して楽しんでいけたらと思っております。
☆今日の一句☆
冬来たり
深部体温
意識せよ