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仏教に学ぶ生き方、考え方「一周忌」
本日は「一周忌」の法要を先ほどまで勤めてまいりました。
一周忌法要は文字通り、亡くなられてから「一年目の命日」に行う法要です。
なぜか一年目の法要だけ「一周」と言いますが、ニ年目からはお葬式も含めた回数で数えます。
なので二年目の法要は「三回忌法要」となるわけです。
二年目の法要がなくなったように感じるのがややこしいですが、なぜかそういう言い方をいたします。
でも最近は残念ながら「年回法要」を勤める方も徐々に少なくなってきました。
「わざわざお坊さんを呼んでしなくても」という風潮もあるやもしれません。
でもあえて言うなら、年回法要は「まめやか」に行っていただきたいのです。
それはなぜかというと、数年に一回、親や共に知る人同士が集まって近況報告などの「話をする」ということは大切なことだと思っています。
それなら「集まりたいときに集まればいいじゃないですか?」と思われると思います。
でも実はみんなの「都合」を合わせるのは難しいものです。
法要なら「万障お繰り合わせの上」ということができますし、皆さんも優先していただけると思います。
そして、いずれかは自分も「送っていただく」立場になるわけです。
その時に、どうすればいいのか分からず子どもたちが「慌てふためく」という方が多くなってきています。
そういうことも含めて、ゆくゆくは自分が家族にできる「布施」にもなるのです。
そしてもう一つは、おじいちゃん、おばあちゃん、そしてご先祖様が自分にいて、ちゃんと「守ってくれている」のだと思える機会にもなるということです。
今が苦しくても、また今が悲しくても、それはご先祖様の繋がりの中では「小さなもの」であると感じられるひとときにしていただけたらと思うのです。
そして一周忌法要を勤めたら、次は三回忌、七回忌と続けていこうと思う気持ちになります。
そういう意味でも、一周忌法要はぜひ「オススメ」したいのです。
☆今日の一句☆
一周忌
一年分の
想い込め