仏教に学ぶ生き方、考え方「良いご縁に恵まれる前にすること」
よく神社仏閣に「良いご縁に恵まれますように」とお願いしたり、「良縁に恵まれて晴れて結婚いたしました」と報告を受けたりします。
そういうことを聞くと「どうして私にはそんな縁がやってこないんだろう?」と妬んだりするものです。
でも仏教的には実は「良いご縁に恵まれた」人は、その前に必ずしていることがあるのです。
それは「種蒔き」です。
因と縁とは深いつながりがあり、「因」だけでも「縁」だけでも物事は生まれないとされています。
これを「因縁生起」(いんねんしょうき)と言ったりします。
例えると、種を撒くだけでは発芽しませんよね?
種が発芽して大きく育つには「水や土や太陽の光」が必要です。
ここでは種が「因」、「水や土や太陽の光」が「縁」になり、「発芽」という結果が現れます。
ということは、いくら「縁」があっても「因」がなければもちろん発芽はしません。
なので縁に触れるためには、まずは「因」という「種蒔き」をしなければいけません。
そして「種蒔き」をせずに「縁がない」と「自分以外のせい」にしていることがよくあるのです。
☆今日の一句☆
咲かすなら
まずは種蒔き
自分から