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仏教に学ぶ生き方、考え方「白骨」

 真宗のお勤めには最後に「御書」「御文章」が読まれます。

 これは「親鸞聖人」や「蓮如上人」、その他の「御法主」の書かれた「お手紙」です。

 その中でお葬式の後によく読まれるものが、「白骨」に関するものです。

 お葬式の後に火葬してお骨上げをした後にこのお手紙を聴くことで、「命の儚さ」と「誰もがそうなる」ことを心に留め置くのです。

 朝に紅顔の少年だった人も、夕には年老いて病気になり、そして「白骨」になる。

 そしてこれは「みんな」に起こることで、「我が事」なのですよと伝えられております。

 そしてこの世は、実は「少しの間居るだけのところ」なんだと思い知るのです。

 この現実から、ほとんどの人は「目を背け、目を閉じて」生きております。

 多分「私」もそうでしょう。

 死は忌み嫌うもの、不吉なものとして捉えるなら「それもあり」かもしれません。

 でも誰もがもれなく「白骨」になるという現実があるのであれば、日々の生活にしっかりと据え置くこと、そしてそれをいつも「忘れずにいる」ことも大切なのではと思っております。


☆今日の一句☆

 限りある
    いのちと知れば
          どう生きる

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