仏教に学ぶ生き方、考え方「もう一つの布施」
最近「布施の話」ばかりしておりますが、「財施」「法施」と並んでもう一つ大切な布施をお伝えするのを忘れておりました。
まだあるんですか?と言われそうですが、この布施は他の布施とはちょっと違っています。
それは「無畏施」(むいせ)と呼ばれるものです。「畏」は「畏敬の念」と言われるように「怖がる、恐れる」という意味があります。
それを無くす布施、つまり「安心していただく施し」という意味です。
実はこの無畏施は他の布施とは異なり、「何もしなくても」布施をすることができるのです。
例えば怖がる子どものそばにただいるだけでもいいですし、悲しんでいる人の話をただ側にいて「聴く」だけでも布施をすることができるのです。
「ただ側(そば)にいる」だけで何もしない、これこそが「究極の施し」のようにも感じています。
☆今日の一句☆
何も言わずに
付き合ってくれて
サンキュー
(※著作権侵害注意⚠)