ほとけさまのおしえ「〇十代でするべきこと」
よく「二十代でするべきこと」とか「五十代でこれだけはしておこう」といったことが言われます。
そういう私も「若い時の苦労は買ってでもせよ」と言われたものです。
なので若いときは少々無理をしても、「人の嫌がるようなこと」を積極的にするように心がけたものです。
でもよく考えてみると、「若いから」「もういい年だから」と年代によって心がけるものは変わるのでしょうか?
確かに年代によって「見える景色」は変わるかもしれません。
でもその根幹は「諸行無常」であり、心がけるものも本質的には「変わらない」はずです。
そしてそれは「仏教」についても言えるのではと思います。
子どもであっても年老いても、「布施の心持ち」は万人に共通して大切なことでしょう。
そして極楽浄土に往生させていただく「安心決定の心持ち」も、年齢を問いません。
なぜかといえば、若いときも年老いてからも同じように、「悩みや苦しみ」はあるからです。
実際に親鸞聖人は若干「八歳」で世の無常を感じ、「九歳」で出家されております。
何事も「まだ若いから」「もっと年老いてからでもいいな」と思わず、思い立ったら「今このとき」から始める心持ちは持っていたいなと感じております。
☆今日の一句☆
まだいいか
思ってる間に
時は過ぎ