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仏教に学ぶ生き方、考え方「鎖に繋がれた動物」

 鎖に繋がれた動物は、もうそれが「当たり前」のことになっています。

 なのでたまに鎖が「外れて」いてもすぐには逃げ出そうとしません。

 きっと以前に「外れてるかな?」と考えて走り出したら、首輪に止められて「痛い思い」を数知れずしているのでしょう。

 なので外れていても、まさか自分の首輪が自由になっているなんて「想像もつかない」のだと思います。

 でもそれは「動物だけ」に言えることでしょうか?

 人間であっても「見えない鎖」に繋がれていて、逃げ出そうとして叱られて、もうそれが当たり前になって、逆に鎖が外れていたら「自分から付けにいく」ような人が結構な数いるのではないでしょうか?

 中にはこの鎖は「人気がある」とか、「純金でできている」とか考えて、鎖を「ステータス」にしている方もいるかもしれません。

 そんな鎖に繋がれて人生を過ごすより、首輪を食いちぎって「野原を自由に」走り回っていたいものです。


☆今日の一句☆

 繋がれて
    安心してる
        人多し

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