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仏教に学ぶ生き方、考え方「風呂敷」

 皆さんは「風呂敷」を使ったことはありますか?

 大きめの布でいろいろな物を包んで運べる「風呂敷文化」は、日本が世界に誇れるものと言ってもいいでしょう。

 ちょっとしたものをお渡しするときに、丁寧に包まれた風呂敷を解いて渡されると、なんだかとても「上品」に感じてしまいます。

 そしてお坊さんにとって風呂敷は「なくてはならないもの」です。

 法要に伺うときに五条袈裟や法衣を包んでいく「大切な役目」を担っています。

 なので風呂敷の扱いにはある程度慣れておく必要もあります。

 膝の上に風呂敷を広げて、手元を見るわけでもなく、世間話をしながらもさっと法衣やちょっとした小物を包めるようにしておかないと、ちょっと「恥ずかしい」思いをします。

 また御書や経本などの大切な書物も風呂敷で包んで運びますが、持つときは決して解けずに、でも開けるときにはさっと解けるように「結ぶ」必要もあります。

 でも一度コツをわかってしまえば、ちょっとカバンに入らないものや、クッション代わりに包みたいものなど、大きめのハンカチで包めたりと「何かと便利」です。

 なので出かけるときはカバンに薄めの大風呂敷か大きめのバンダナハンカチをいつも忍ばせておきます。

 ぜひ、風呂敷で様々な包み方をマスターして、あなたの生活に取り入れてみてくださるとよろしいかと思います。


☆今日の一句☆

 風呂敷で
    しっかり優しく
          包みゆく


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