夏休み最終日と宿題のマルつけ
8月31日。
夏休み最終日というお家も多いですよねー。
我が家の夏休み最終日は8月24日でもう2学期が始まっております😅
私が子どもの頃はちゃんと31日まで夏休みだったんだけどなー。
いつのまにか短くなってて可哀想💦
というわけで、夏休み最終日に次男ハルキから、
「母ちゃーん。宿題のマルつけしてー」
と、頼まれて「夏の友」のマルつけをしたんですが、間違えている箇所については、
「ここはうっかりミスだった?」
とか、
「ここは、こうじゃなくてこういう考え方をするんだよ」
とか、アドバイスをいれながらやってたんです。
すると、次第にハルキの様子がおかしくなってきました。
無口になり、暗いオーラを全身にまとい、ついには、今にも涙がこぼれ落ちそうな顔で歯を食いしばっているではありませんか❗
「ええっ? どしたの??」
ひょっとして、私のアドバイスの口調がきつくて心が傷ついたんだろうか?(打たれ弱いから)
それとも、正解のところは黙って丸するだけなのに、間違えてるところにだけ反応してくるから、悲しくなってるんだろうか?(打たれ弱いから)
ということは、正解のところにも「やったね!」とか「すごいね!」とかいちいち賛美を浴びせまくった方がよかったんだろうか?(めんどくさいな…😅)
するとハルキが口を開きました。
「ぼく…いっぱい間違えてて悲しい」
えええーーーーーーー。
そんな。
まさかの全問正解の完璧主義が発動していたとは、全くの想定外でした😱
だって、別にいつも100点ってわけでもないんですけどね、この人💦
あ! ひょっとして。
そーいえば、数日前に、何かの話の流れで、
「母ちゃん、高校の時はすごかったんでー。
数学の模試なんか全国1位になったことも何回もあるんでー(100点だったからです。多分全国1位が何百人もいます)」
とか威張って、当時の成績表を見せびらかしたりしたんですが、そのせいかもしれない😱
慌てて、
「あ、あの、あのね。この前は、100点、100点って威張ってたけど、母ちゃんはたまたま勉強が好きだっただけだから(私としては試験勉強はパズルとかクイズの感覚)そんなの、サッカーが得意とか書道が得意とか、そういう色んな人たちの色んな個性のうちの1つなんだよ。
100点とらないとダメってことじゃないから❗」
と、一生懸命説明したんですが「ボクは100点とれない」というハルキの負のオーラは消えません。
そこで「夏の友」の最初のページに、たまたま、金子みすゞさんの「みんなちがって、みんないい」が載ってたので、それも引っ張り出して、
「ほら、ここにも書いてる❗
みんなちがって、みんないい、って❗
母ちゃんはさ、テストが得意だったけど、ハルキは魚が好きで魚釣りが得意だったり、戦闘ゲームが得意だったりするじゃん。
みんな得意なことや好きなことが違うじゃん。
母ちゃんにとっては勉強はゲームだったんよ。
昭和の時代は今みたいに色んなゲームもなかったし!
今もアキラに“母ちゃんはクソゲーばっかりやってる”ってバカにされながらスマホゲーム一生懸命やってるやろ? 母ちゃんはそのゲームと勉強が同じようなものなんよ❗」
一生懸命フォローしながら、ハルキの様子をうかがいますが、まだまだ納得いかず、何かの拍子で涙がこぼれ落ちそう。
「世の中的にはさ、勉強できるとすごいねーって思われる学歴社会だから、母ちゃんは、た・ま・た・ま・得してるだけなんだよ。
だって、北海道行った時、母ちゃんはテストで100点とれるけど、日産レンタカーの車をニッポンレンタカーに返しに行ったやん?
いくら勉強ができても日常生活では全然アホやん?」
その瞬間、私のアホッぷりを思い出したのか、思わずハルキが吹き出し、なんとなく泣き笑いの表情になったのを母は見逃しませんでした。
よ、よし。
この方向でたたみ掛けてみよう。
「それにさ、熊本空港まで帰ってきたら、日にち間違えて駐車場のお迎えが来なくて大騒ぎやったよなー。
テスト100点のくせに❗
ガソリン満タンなのに、ガソリンいれてくださーいってガソリンスタンドに行ったこともあったよなー。
テストは100点なのに❗
あと、最終日のホテルでもお風呂入ろうと思ったら、勘違いでお風呂別料金だったからお風呂にも入れなかったじゃん。
テストは100点なのに❗」
我ながらどんどん盛り上がってきちゃいまして、気分はほとんどキング牧師の伝説のスピーチ「アイ・ハブ・ア・ドリーム!」でした😆
(ただし内容はだいぶ違う「I will fail❗」「I make mistakes❗」ですけど…)
そんな、熱いまさりのスピーチを聞いているうちに、ハルキも北海道旅行でのアホエピソードの数々を思い出してクスクスと笑い始めました。
悲しく沈んだ空気はすっかり消えました。
「たしかに母ちゃんはこんなに失敗しても、全然落ち込んでる気配がない」
「失敗ばっかりしてるくせにノンキに生きている」
と、リアルなサンプルが身近にいたことで、失敗なんか当たり前、失敗なんか恐るるに足らず、と思ってもらえたようです。
「夏の友」で間違えた問題があったって、やり直せばいいだけ。
ただ、それだけ。
まさか私のアホが、こんな形で誰かの役に立つ日が来ようとは😅
とはいえ、熱いスピーチの最中、少しずつハルキの心が上向き始めたのを感じながら、私の方は次から次に出てくるエピソードに、
「私って…どんだけアホなん?」
と、若干下向きにはなりましたけどね💦
さあ。
2学期もがんばろー🌟
ーーーおまけーーー
とあるYouTuberさんが、気分が沈んだ時に聴くと元気になる歌として紹介されていた「マッチョ・ドラゴン」
↓コメントより↓
「なんてピュアな歌声なんだ。 笑うと同時に心を打たれた」
「この歌声、歌詞、曲、、、 中毒性強くて、気がつくと何回もリピートしてる自分がいる」
「仕事で疲れた時や悲しくて泣きそうな時に聞くと癒やされる曲」
「上手いとか下手とかそういうったものを超越している。 結局は歌とは心だと、それをこれほど教えてくれる曲は他にない。 歌の価値は、どれだけ人の心を掴んだか、そういうことだと思う」
「人生に行き詰まった時、いのちの電話より もこの曲聴いた方がええかも知れんな。 ある意味」
「藤波の攻撃でいちばん破壊力があるのがこの歌」
「定期的に聴きたくなる」