見出し画像

[いつも通りの快進撃をまた始めよう]UNISON SQUARE GARDEN「kaleido proud fiesta」


 こんにちは。シリアスファイターです。



 ・・・買ってしまいました。



 こちらの記事を読んでくださっている皆さま、ヘッダーの写真にございますのが、UNISON SQUARE GARDEN、2年半振りのシングルCD、「kaleido proud fiesta(読み:カレイド プラウド フィエスタ)」でございます。

 CDとかサブスクとか、常に面白いと思う音楽体験を選んで投資を続ける日々ですが、それでも年々CD、特にシングルCDについては本っ当に買う機会がグッと減りましたが、今回ばかりは、ウッキウキでポチリましたね。はい。


 購入を決めた要因としては、表題曲の素晴らしさを先日のライブで体感したことも大きかったですが、サブスク解禁されていないカップリング曲も聞きたいいい、特典のBDでしか見られないMVのメイキング等が見たいいいいいいなど、結局このバンドへの「愛」がでかすぎたということですね。はい。


 というわけで、収録されている珠玉の2曲がこれだ!!!!!はぁっ・・・・・!

1.「kaleido proud fiesta」

 表題曲です。


 先週、先々週くらいにかけて、久しぶりに歌番組に出まくって、歌いまくっていたことも嬉しすぎて、テレビのHDDレコーダーの中が楽しいことになったことも(私の)記憶に新しいですね!


 アニメ「TIGER & BUNNY2」のOPです。


 実に4度目の主題歌提供だったわけですが、曲タイトルと同タイアップが発表された時、私といえば・・・



 「えっ・・・タイトル読めない・・・!?カレイドプラウド・・・何・・・!?
 散々ポップで痛快なコラボしてきたのに、何か相当こねくり回した変な曲くる・・・!?」



 と、ここ数年のシングル曲の作り込み過ぎてめちゃくちゃ音数が多い傾向と、一筋縄ではいかないタイトルのおかげで、未知への興奮と疑問符がグルグルと身体中を巡り巡りましたが、
 先日のライブで初めて聞いた瞬間に「超ーーーーーー直球でポップやんけーーーーーー!!!」と、それまでの感情を、全て置き去りにされたわけです。


 思えば、現時点での最新アルバムにも「Simple Simple Anecdote(読み:シンプル シンプル
アネクドート)」という、全然シンプルじゃないタイトル(Anecdoteは「逸話」等の意味があるらしい)なのに、めちゃくちゃポップでシンプルな曲があったことをふと思い出し、

 「なんだ!これも似たようなもんか・・・!」

 と謎の納得をしたことで、自分の教養の無さを結果的に露呈してしまいました・・・テヘペロ!


 話が逸れましたが、この曲、近年のシングル曲群でダントツにシンプルな構成と音数で、ただただ愉快痛快爽快なメロディが4分間駆け抜けるだけの至極の楽曲となっていて耳が幸せ…!


 そんなシンプルな構成でも、バックで鳴ってるストリングスのアレンジが最高に複雑で美しいメロディを奏でていて、これが楽曲の派手さと祝祭感に寄与しまくっているのがよく分かると同時に、「これも田淵さんが書いてんだよな・・・!?」と思うと、凄まじく音楽を楽しんでいるんだなというある種の狂気さすら感じてしまうので好きです。


 また前述したとおりのタイバニタイアップということで、過去の主題歌3曲のエッセンスを文字通り「なぞって」いくような歌詞(何ならタイバニ用に書いたらしい?けど結果的に使われてない「I wanna believe、夜を行く」のフレーズも・・・!?)と曲展開は、タイバニをぶっちゃけ見たことのない私にも、同バンドの歴史を辿る曲である「プログラムcontinued」を聞いた時のような感動がありました。


 基本、曲のテーマは再出発であり、ひたすらに今この時を積み重ねる曲展開が続く中、ラスサビ前、

「広がり続ける星空に僕らは今を誇れるか?」


 の一節で、これまでの歴史を踏まえて、再び歩み続けられるか覚悟を問われます。


 仮に不安でいっぱいでも、悪いことも起こると分かっていても、ここまでの3分間で死ぬほどときめいた私は、最後のサビまで駆け抜ける未来を選びます


 かくしてまたまたまたまた快進撃が始まったユニゾン先輩、直球かつ痛恨の一撃は、何かを始める瞬間に勝手にお守りにするにうってつけです!

2.「ナノサイズスカイウォーク」


 絶妙に気持ちいい音程を外してくる斎藤さんのギターの気持ち悪さ(無論良い意味で)、音が動きまくる田淵さんのベース、表題曲と比較するとこじんまりとしてかわいい鈴木さんのドラムと、表題曲よりも力が抜けつつも、ポップであることには一切手を抜いていない一曲です。


 「ナノサイズ」の「スカイウォーク」って、狭い世界でも心は自由にやっていくっしょ!という、自分勝手にロックバンドを続けていくユニゾンのスタンスそのものみたいな曲として勝手に解釈させていただきます!


 この手のユニゾンの曲は最近、意味があるようなないような、どっちでもとれる路線が続いていたような気がするのですが、この曲は割と意味ありげに聞こえます。


 一部、印象に残った部分を抜粋すると、

「愛 それが全てを測れるのは真実でも
 全人類の納得はどうだ? 検証するまでもなく解決はないよね」
 「街の風や 笑い声や 不思議な建物全部
  愛して更新しよう ナノサイズスカイウォーク」


 みんながみんなハッピー!世界平和!とはいかないこの世界ですが、せめて自分の好きなものとか手の届く範囲のものは、できる限り愛して、自分のできることをやるっきゃないっしょ。


 なんて、私は勝手にそう思いました。


 バンドのいつも通りの快進撃の始まり(ていうか新ターム突入みたいな?)にふさわしすぎる、私のしんどい平日の始まりにもふさわしすぎる2曲。


 さて、次は私自身の快進撃を、勝手気ままに始めましょう・・・!



 今回は以上です。

 ここまで読んでいただいたあなたへ、本当にありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集