【ライブ感想文】ヤバイTシャツ屋さん✖️道重さゆみ「“BEST of the Tank-top” 47都道府県TOUR 2023-2024」@ Zepp Sapporo 2024.2.10(土)
こんばんは。シリアスファイターです。
今回はヤバイTシャツ屋さん(以下、ヤバT)、ベストアルバムを引っ提げての全国47都道府県ツアー、札幌公演のライブ感想文です。
継続中のツアーですが、公演のたびに目まぐるしく変わるセットリストは、公式のSNSにも堂々と掲載されているので、私も堂々と演奏曲に触れたこの感想文をSNSにシェアできますね!よしっ!
そんなこんなで早速。
毎度のこと、チケットを売り切るのに苦戦しつつも、しっかり札幌での公演をツアーに組み込んでくれるヤバT様御一行。
私も久しぶりにヤバTをライブハウスで見られる機会ということで、喜び勇んでチケットをゲット。
今回は愛しの2階席を取ることができず、1階スタンディングでの参加となりましたが、それでも楽しむ準備は万全です🔥
そんなヤバTのライブが楽しいのは、始まる前から言わずもがなでしたが、今回さらに気になっていたのが、全公演に存在する対バン相手。
札幌公演において、特に焦らされたのがこの対バン相手の発表。
2月公演のツアーゲストは札幌公演を除き、1月の同日に発表される中、札幌公演の分は中々発表されず…。
翌日に同会場で札幌公演がある04 limited sazabysのツアー同様、このまま当日まで未発表のまま行くのか?ミステリーか?ミステリーなのか!?と思われましたが…とうとう1週間ほど前に発表された、その対バン相手はなんと…!!
①道重さゆみ
ベースのありぼぼさんや、大森靖子さんが大いに推していることもあり、もちろん存在は知っていましたが…まさかライブを見る機会が訪れるとは正直思っていませんでした。
あまりにも予想の斜め上、大気圏上空を通過して綺麗に大爆発を起こしたこともあり、今回は敢えて1曲も聞かず、まっさらな状態で出会ってみようと意気込み、未開の扉を叩いてみました。
この日は機材調整の都合で開場時間が大幅に押したこともあり、会場に入っても寒さの余韻に打ち震えていた開演直前。
それに伴い開演も10分近く押していた様子ですが、暗転すると空気が一転。
「あれっ…今日ワンマン!?」
錯覚してしまう大歓声に包まれると途端に気温が上昇する会場内の視線は、ピンク一色に染め上げられたステージに集中します。
間もなくダンサー2人を携えてステージに登場した道重さん。
テーマパークに入り込んだかのようなキラキラのSEに載せて激しい手拍子をクールに煽る仕草に、思わず手を叩くお客さんが続出する中、ライブはこやまさんとありぼぼさんが提供した楽曲からスタート…!
ところどころでピンク色のサイリウムが光り輝き、コールのような歓声も飛び交う正にアイドル然としたライブの中、ヤバT主催のツアーということもありモッシュくらいは起きるかと思われましたがそれは皆無。
それでもステージを左右に動き回りながら、全力のパフォーマンスを繰り広げる道重さんの姿に、会場の熱量はみるみる増していきます…!
「ありがとうございます!
昨年の秋に、ありぼぼさんからオファーをいただきまして、今日のライブが実現しました!
先ほど聞いていただいた曲は、こやまさんとありぼぼさんに……ちょっときつっ……今年35歳なんで…すいません…水飲んでいいですか?」
アイドル然とした振る舞いでありながら、それらが飾りでないことが、その第一声と、その息切れ状態からこれでもかと伝わる道重さん…!
「かわいい!」
「大丈夫だよー!」
そんな姿勢が既に充分に伝わっている会場には、元々ファンの方や、そうでない方も含めたたくさんの優しい声が飛び交います。
「(水分補給後)、今の曲は、こやまさんとありぼぼさんに書いていただいた曲で、ライブでもとても盛り上がって人気がある曲です。
今日初めて私のライブを見る方ってどのくらい…
(会場の9割方の手が上がる)
ですよね!?
私が、あのTシャツに書いてある「道重」という者です。よろしくお願いします!
初めてじゃない方は…
(主に会場後方でペンライトを掲げた方が多数!)
ありがとうございます。
今日のライブは、直前の発表にも関わらず来ていただいてる変な方たちです笑
今日は初めての方も、そうでない方も
一緒に楽しめればと思います…!」
その後、現在自身が行っているショーで披露しているという曲からライブは再開。
さらに次の曲では、自ら力強く拳を振り上げてオイ!オイ!とコールを煽ると、会場中にも拳の波が沸き起こります。
それにしても、やる曲やる曲がポップなのはもちろんながら、どれもテンポが早くて激しい…!
にも関わらず手拍子が鳴り止まないのは、その後のMCでも、「何で今日こんなにキツイんだろ…!」と本人が驚いていたほど、そのパフォーマンスのキレと輝きに心を撃たれていた人が多かったからではないでしょうか…!?
少なくとも、私はそうでした…!
「ありがとうございます。
楽しんでいただけてますか!?
多分どこにもしていない、ありぼぼさんにも話していない、初めてする話をしてもいいですか?
私がヤバイTシャツ屋さんを好きになったきっかけの話なんですけど、私はモーニング娘。を卒業して、2年半ほどお休みの期間をいただいていたんですよね。
それで、友人と確か新宿?に行った際に、街で音楽が流れていて。
「この曲好き!」と友達に言ったら、「このバンド、道重のTシャツ着てるよ。」って言われて、「えっ!?」ってなって!笑
帰って、YouTubeで検索したら本当にその通りで!
私は、私が好きな人のことを好きなので、曲を好きになって、そのことを知って、さらに好きになりました…!
ありぼぼさんは、一昨日も遊んだんですけど笑、気遣いや察知する力が凄くて…!
私は13歳でこの世界(芸能界)に入って、知らないことがたくさんある中で、ありぼぼさんは年下だけど、分からないことは優しく教えてくれるんです。
そうやって関係が続いていることが本当にありがたいと思っています!」
我ながらこんなにMCを覚えてるのが久々でびっくりしていますが、それだけ道重さんとヤバT、ありぼぼさんのご縁を今日目の前で実感するとともに、改めてありぼぼさんが普段あのTシャツを着ている意味と愛の一端を知ることができて、ヤバTの顧客としても本能レベルで嬉しかったんだと思います。
その後の曲以降は、一切失われない目の輝きが特に目に焼き付きました。
これが長年、アイドルとしてかわいく、かっこよくあり続ける生き様そのものかと思うと、私も手を叩き、拳を上げずにはいられませんでした…!
ダンサーのお2人も紹介しつつ、「次で最後の曲です。」の宣言があると、会場中から残念そうな「えー!!」が!
「あ、ありがとうございます。
でも泣いても笑っても次で最後です。」
このサバサバとして一切飾らない対応や、最後の曲をやり切った後、大きくお辞儀してスパッと退場するところまで含めて、人間味溢れる人柄や、次のヤバTに即座にバトンを渡す潔さが垣間見えて、ますます好きになってしまいました…!
②ヤバイTシャツ屋さん
「さっき前の方で道重さん見てた人!
前の方は結構激しいんで、もし危ないと思ったら後ろ下がってくださいね。
…それじゃあ我々はいつも通りやります。
ヤバイTシャツ屋さんが始まるよー!!」
始まる前に道重さんのファンを気遣う優しいこやまさん。
その優しさとともに、いつも通り楽しくも激しいヤバTのライブの幕が上がります…!
こやまさん
「一曲目ーーーー!
しばたさん!
今日の道重さんのライブどうでした?」
ありぼぼさん
「…………「かわE」!!!」
あっ!?ダメっ!!
既に反則級の高揚感!!
先ほど可愛すぎてかっこよすぎる道重さんのライブを見た後に聞くからこそ、充分すぎる説得力と実感を兼ね備えた最高の幕開けです…!
そのまま何の脈略もなく、手首を丸めて上に突き出しながら、「ワン!ワン!」と犬のように吠える顧客が続出する「ダックスフンドにシンパシー」→このツアーを象徴する新曲の「BEST」と、隙間なく曲を連打するのはいつもの如く。
それでも、一曲目の凄まじい高揚感を引き連れているからか、この日はいつにも増して「楽しい!!」の純度が高すぎる序盤。
それは、あまりにも長いタイトルコールを早口でこやまさんが全部言い切る前に、前のめりに顧客の大歓声が上がっていた、「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」で、花開きすぎていたジャンプの波や、周りのお客さんの笑顔を見ても明らかで、久しぶりに1階フロアで見るヤバTのライブだったからこそ、より間近でその温度を感じられたんだと思います。
そのまま序盤を締め括る必殺の「あつまれ!パーティーピーポー」は、そんなポジティブな空気に当てられるように、曲の1番部分はいつにも増してテンポが早く、前のめりだったような気がしましたが、それでも演奏はブレず、顧客は踊る踊る…!
このまま朝までだって楽しみたいエネルギーフル充電のまま、ノンストップ爆速で5曲を駆け抜けました…!!
こやまさん
「もりもと結婚しました。」
もりもとさん
「(左手の薬指を見せてお辞儀しながら)いや、だいぶ遅いけど、ありがとうございます。」
ありぼぼさん
「いや、(最近結婚したの)うちや。うちや。」
MCタイム突入とともに体感数秒でボケに走る飛ばしっぷりに爆笑しつつ爆、会場中に祝福の声と拍手が響き渡ります!
「二階ー!
二階の後ろの方ー!
前の方ー!
一階ー!
全員ー!」
と、ピンポイントで盛り上がりを煽るこやまさんは、「この規模の会場でやる呼びかけちゃうやろ。」と、他の2人に咎められつつも笑、今日もライブができる喜びを爆発させています…!
こやまさん
「ちなみに今日北海道の人ー!?
(9割方手が上がる)
北海道じゃない人ー!?
(1割方手が上がる)
そうなんですよ。
ここ、ツアーの他の会場と比べても、圧倒的に地元の方が多いんですよ。
ということは、北海道でめっちゃ人気あるってことでいいでしょうか!?」
この日のライブのチケットは前日まで、売り切るためにこやまさんを中心にSNSで呼びかけされたことにより売り切れたものですが、この日の集客のほとんどが地元民であるという事実も含めて、北海道にはこんなにもロック好きが
、ヤバT好きがいるという事実も含めて、改めて大拍手を送らずにはいられませんでした…!!
さらにこの日は、たくさんのライブやイベントが札幌市内で競合する激戦日ということで、
もりもとさんの髪型が、クイーンのブライアンメイさんに似ているといういじりから笑、
こやまさん
「今日実質、クイーンのライブやん!」
ありぼぼさん
「わたしは、雪まつりの氷の像な。」
こやまさん
「じゃあ僕は、あんま詳しくないけどBE:FIRSTで。
で、(顧客の)みなさんはGLAYですので、今日はGLAYの気持ちになってライブを見てください。」
周辺の巨大イベントを完全網羅するヤバTならではのエンタメ空間に、笑いが止まりません笑笑
ここからは「北海道にゆかりのある曲を持ってきました。」ということで、個人的に北海道での演奏頻度だけ異常に高い気がしている「創英角ポップ体」に突入するのですが、もりもとさんのドラムが何度も始まるきっかけをつくるのに、コールアンドレスポンスの練習を始めたり、忘れていたかのように曲紹介をしたりと、中々曲を始めようとしないこやまさんとありぼぼさんに、
「やれやー!! もう飽きてきたわ!!」
と、もりもとさんの切れ味鋭いツッコミが炸裂するくだりを3回ほど繰り返します笑笑
このツッコミのキレに、この日1番笑わされました笑笑笑(こやまさんのXアカウントで当該模様がポストされているので気になる方はそちらへ。リンクがうまく貼れなかったので…。)
こやまさん
「このしつこさでチケット売り切りました!」
ヤバTの執念の集積から繰り出されるこのかわいらしい楽曲ですが、あまりにも人気がないとのことで、曲前及び曲後に、「この曲はここに置いていきます。」とのこやまさんの宣言が。
もうやらないかもという意味も込められていましたが、置いていってくれるならいっそ、このまま北海道で定番化するのもいいかもしれないと思ったくらいには、「まいばすけっと」のコールアンドレスポンスは楽しいものでした。
「北海道でMV撮った曲やりまーす!」と言って、会場中の顧客が即座に歓声を上げるほどピンときてしまう曲になった「ちらばれ!サマーピーポー」。
間奏では、前方エリアにサークルを作らせるこやまさん。
私からは見えませんでしたが、キツキツのフロアにできたサークルでグルグルと展開されるサークルモッシュを見て、「おおー!器用やな笑」と感心するこやまさんの楽しそうな様子から、その見事さを想像することができました…!
そのまま何も言わずに咲き乱れ始める「Blooming the Tank-top」。
このただでさえBPMの早い曲は、さきほどのパリピ同様、原曲からさらにテンポをあげ、デスボイスのBメロはもちろんのこと、Aメロですら歌われている内容を聞き取るの不可能なほどですが、演奏のキレとリズムはグングンと根を深く伸ばし、そのタンクトップの種は渾沌としたパワフルなグルーヴとして開花し続けるばかり!!
こやまさん
「道重さんのヤバTで好きな曲ってなに?ってしばたに聞きました。
そしたら、
「分からん。(一緒にいる時は)それどころじゃない。」
って言われました。
でも、ラジオに来ていただいた時のことをふと思い出して調べたら、この曲をカラオケで歌ってくれてるって言ってました…!」
こやまさんがギターでシリアスなフレーズを奏でながら、至ってシリアスであることを貫きつつも、それが笑いと感動に繋がる「肩 have a good day - 2018 ver.」。
もりもとさんの上手すぎる口笛タイムでは、こやまさんとしばたさんはその場で演奏して立ち尽くしたまま、真顔で真っ直ぐに客席を見つめ続けるというある意味ホラーのような展開には笑いつつ、最後には、昨年ホールツアーで見た時と同様、こやまさんが中央のお立ち台に立ってアカペラで、声を詰まらせながら歌を紡ぎますが、気持ちが込み上げて歌えなくなったところで、フロアから満場の「こやま」コールで気持ちを取り戻し、顧客との大合唱で乗り切るこの曲。
端からすると茶番にも見える展開ですが、アウトロの雄大なアンサンブルと演奏自体の確かな説得力に、結局何故か涙腺が緩んでしまうのは、そこに根が真面目すぎるヤバTの人柄と音がこれでもかと溢れているからです。
こやまさん
「人それぞれ!肩幅は違っても!
歩幅だけは…合わせていきたいよな…!」
今日もたくさん笑いながら、ふとした時にグッとくるヤバTの音楽が、私と同じ歩幅で歩みを進めてくれているんだと、勝手に思って勝手に元気になれる、そんな時間はまだまだ続きます。
余韻なんてなんのその!と、私も持っていた過去ツアーのグッズタオルを振り回して楽しみ、こやまさんは曲中に「うわっ、すごっ、埃が…」とリアルな反応で楽しませてくれた「L・O・V・E タオル」を挟み、やはり今日は思いが溢れて止まらないであろうありぼぼさんのMC。
この日限定で発売した、道重さんとのコラボTシャツの話題にも触れ、
「ハロプロ好きなら分かるやろ?
どれだけこのTシャツを出すのが大変か…!
私は今、道重さんの深い優しさと愛に溺れています。
好きな人に、ライブ中に自分の好きな部分言われて、その後(のライブ)全然集中できなかった…!
で!道重さんってかわいいんですけど、もうそのかわいいが突き抜けてかっこいいんですよ!
そんな道重さんを今日、顧客のみんなに見てほしかったんです…!!」
喜びを噛み締めるように言葉を紡ぐありぼぼさんの確かな愛に溢れた言葉に、会場からの拍手は鳴り止みません…!
そんなありぼぼさんの隣で、
「それは、もりもとで言うところのボン・ジョヴィとライブハウスで対バンして、ジョン・ボン・ジョヴィから直接好きなとこ言われてるようなもんや。」とか、
「俺も道重さん詳しい、道重さんシール好き笑。ライブ中に自分で35歳とか言っちゃうもんな!かっこええよな…!」
と、話すこやまさんも、心底今日の対バンが楽しくて仕方ない様子。
そこから、先ほど道重さんが披露していた、こやまさんとありぼぼさんの提供曲の話題になり、
「もう一曲提供した曲があって。
それはこっちで送っていたデモから、カントリー調のアレンジに変わってたんやけど、今日は特別にヤバTがデモで作ったver.でやります…!」
と言って披露されたのは「Bunny Party」という曲のセルフカバーver.!
私は原曲は知りませんでしたが、先ほどまでの道重さんのライブで聞いていたような、細かい音が凝集されたカラッとしたパンクアレンジの曲はまさしくヤバTそのもの。
原曲が気になります…!
それを経て、静かに始まった、次の3曲の流れが秀逸。
ありぼぼさんによる、超高音域の突き抜けるボーカルワークが、ラウド過ぎる音像に突き刺さる「くそ現代っ子ごみかす20代」。
もりもとさんが間奏部で、「フレディ・マーキュリーだ!」というこやまさんのいじりとともにロックスターポーズを決めるという小ボケを挟みつつも、後半のパンクロックモードは、一切のおふざけなしでストイックに駆け抜けた「dabscription」。
あり得ない速さのBPMを必死に叩くからこそ、そのボーカルパートは相変わらず必死で、いい意味で慣れることはない、もりもとさんのその必死さが更なる熱を呼び覚ます「Universal Serial Bus」。
ライブ前日のXでこやまさんが言っていたように、チケットを売るプライドではなく、パンクロックバンドとしてのプライドを堂々と見せつける曲の連打に、おふざけや楽しいが沢山あったこのライブも、沸々とかっこEのゲージが急上昇…!
「雪まつりよりも熱い祭りを!」
こやまさんの宣言から、終盤に向けますますパンクロックの猛火が勢いを増す「Tank-top Festival 2019」。
テンポを落としたラスサビ前のブレイク。
真っ赤な照明に包まれるステージ上で、いつにも増してのどを潰す勢いでがなるこやまさんのボーカルと、ギターの切実な叫びが響いた瞬間、心のダムは完全に決壊…!
「後3曲!!」
いよいよ可能な限りの心を解放するしかなくなった中で、またまたいつにも増して「Wi-Fi」コールに力が入って仕方なくなった「無線LANばり便利」で飛び跳ねるお客さんの熱気も演奏の熱量も只事ではなくなってきました…!
「道重さんにかっこいいとこ見せたい!
みんな協力してくれ!
コロナも乗り越えて、これが普通のライブハウスやろ!!」
こやまさんの言葉で、コロナ禍以降初めて今の状態のライブハウスでヤバTを見ていたことを思い出し、途端に目頭が熱くなった「ヤバみ」…!
「もっといけるやろ!!!もっと!!!
…怪我すんなよ…!」
この日のヤバTのライブで、ライブハウスで起こる「いつも通りで普通」の、前方の大規模なクラウドサーフは、そういう楽しみ方も許容される当たり前がいかに尊いかを実感する、あまりにも「ヤバみが深すぎる」瞬間でした…!
「最後は初心を忘れず!…「ネコ飼いたい」!!」
この勢いで爆速で駆け抜けつつも、中盤ではステージも含めて全照明を消した状態で、顧客の皆さんのスマホライト+この日は道重さんのペンライトも光り輝く中、会場中に木霊するタイトルフレーズの大合唱が、楽しかった余韻を優しく包み込んでくれたところで本編終了。
無論、熱は冷め切らないし、ネコは飼いたいし、様々な想いでアンコールを呼び込むと、道重さんTシャツを見に纏い、先に1人登場したもりもとさんは、自身の髪型をいじる「もじゃもじゃ」の歓声を顧客に求めます。
それに応える顧客と、その様子を後から出てきて、ドラムセットの端に腰掛けながら、真顔で見つめるこやまさんとありぼぼさん笑
この後、同じく道重さんTシャツを見に纏った道重さんご本人も再登場し、写真を撮ろうというタイミングでありぼぼさんから、「活動21周年おめでとう」のサプライズケーキが道重さんに手渡されます…!
こやまさん
「21周年…!?
…キリ良っ!!」
たくさんのおめでとうに溢れる中、写真を撮り終えて颯爽と言葉なく笑顔で去っていく道重さん。
こやまさん
「さっ!アンコールやりましょう!!」
ここで次の曲のみ、一階席後方と二階席の方のみ撮影OKで、30秒に切ってSNSに拡散OKとのアナウンスが…!
ヤバTのライブは楽しいということを布教してほしいという意味合いとのことで、私も該当の場所で少し撮影していましたが、noteにアップするのは難しそうなので割愛します。
カメラを向けている人も多い中、それでもここからの「NO MONEY DANCE」で、再び活気とピースサインに溢れる楽しいヤバTのライブ…!
「ついてこれるかなぁ〜!?」
こやまさんの言葉に物怖じせず付いていく歴戦の顧客も、曲は知らなくとも、楽しくて手を挙げたり、各々のスタイルでノリに乗っている人も、色んな人がすっかりヤバTのライブの楽しい雰囲気の虜になっていたであろう空気感が心地良かった「小ボケにマジレスするボーイ&ガール」を挟み、あっという間のラストは、本人曰く、そして、我々も納得の大ヒット曲「ハッピーウェディング前ソング」…!!
気合の入った「キッス」コールも、サビの大合唱も、もう大団円に相応しすぎる!
今日も楽しいライブだった幸せな余韻が…と思いきや曲終わり、少しの沈黙から口を開くこやまさん。
「……もう一曲いいですか!?
もっともっと熱くなってもらっていいですか?
モッシュもダイブもこいや…!!!!」
急遽追加される「Tank-top of the world」の暴走するパンクロックのビートに、この1番のカオスなエネルギーが縦横無尽に飛び交うフロア…!!
正真正銘、予定調和ゼロの展開に、私も心の中でモッシュダイブクラウドサーフ!!!!
最後まで沸点を振り切り続けたパンクロックバンドとしての生き様を、存分に叩きつける圧巻の幕切れでした…!!!
こやまさん
「今日めっちゃ楽しかったな…!!
札幌の集客は苦戦するって色んなバンドから言われるんですけど、今日のライブにこんなに来てくれたってことは、バンド好きな人がこれだけいるってことでしょう!?
ここにいるみんなで、札幌のライブハウスをまだまだ盛り上げていきましょう!」
最後まで強靱すぎたグルーヴに、パンクロックバンドとしてのプライドがかっこEを突き抜け続けた壮絶に熱いライブ!!
これからもまだまだライブハウスは盛り上がる…!
この場にいた人は、嘘でも綺麗事でもなく、それを実感できたのではないでしょうか…!?
今回は以上です。
最後まで読んでいただいたそこのあなた、本当にありがとうございました。