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2022年マイベストソング10選


 こんばんは。シリアスファイターです。

 2022年も終わりが近づいてきました。


 ということで今回は、


「noteを初めてそろそろ1周年!
 こういうの是非やってみたかったんですよね!」


 という全私の声にお応えして、今年のマイベストソング10曲を簡潔にまとめてみます。


 順番は適当です。


 「とか言いつつ、10曲に絞れたんだから、ある程度順番あるんじゃないですかあ?」というそこの私。
 確かに思い入れの強弱はありますが、絞るのだけでめちゃくちゃ大変だったよ、それはそれは今年も良い曲いっぱいだったからな!


 ですが30曲、50曲にすると、書き終わる頃にはあけましておめでとうございました状態になっている自分は容易に想像できました。


 というわけで苦心しつつも絞った10曲を、どこが好きかできるだけ簡潔にまとめてみたのが当記事となります。

 お時間あればちょっとだけでもお付き合いください。
 それでは早速。

①マカロニえんぴつ「星が泳ぐ」


 流星群がギラギラに光り輝く美しいメロディに浸りながらも、はっとりさんの熱い歌声と暴れ回るギターのおかげで、エモーショナルな気持ちを存分に掻き立てられる名曲。


 この曲が主題歌となったアニメ「サマータイムレンダ」も観ていたので、歌詞は主人公の境遇でなぞっていくと更に感情を掻き立てられますが、それを抜きにしてもとにかくエモい。


 こんな歌には意味がないと、心のどこかで悟りながらも、それでも伝えることを、生きていくことを諦めない強い覚悟が表れていると思います。

 伝えられていない事ばっかだ
 たましいごと愛していたんだ
星が泳ぐ

 書く曲は全てラブソングだというはっとりさん。

 普遍的な意味での愛を諦めない気持ちを掻き立てられる、マカロニえんぴつの名ラブソング。


②秋山黄色「シャッターチャンス」


 イントロから、酔っ払って捻くれたようなギターフレーズを筆頭に、ミドルテンポのロックサウンドに乗せて、いつまでも消えない痛みや苦しみを背負った人を丸ごと肯定しつつ、生きるヒントを与えてくれるような曲。


 どれだけ上手に人生を送ろうとしても、真面目すぎて自分の負の側面から全く逃げることができない時、音楽が一種の逃げ場に、救いの場になることがあるんだと、改めてハッキリと気付かされました。

 どうしようもなく溜め込んだなら
 吐き出してみてよ 大きな声で
シャッターチャンス


 最後のフレーズの後、溢れるのはシャウトではなく、絞り出すように大きく吐かれた息。


 分かりやすいハッピーエンドなんてないかもしれないけど、この音楽を聞いて、不器用なりに人生を謳歌してみたくなります。


③My Hair is Bad「カモフラージュ」


 今年の曲だと「歓声をさがして」も大名曲なんですが、第一印象でよりビビッときたのでこちらを。


 勢いのあるハイハットカウントから、ギター・ベース・ドラムがせーのでジャーンと鳴り出すという王道展開にも関わらず、この胸のトキメキは何!?


 何でこんなに衝動的にワクワクしてしまうの!!?


 荒々しい演奏なのに瑞々しく、熱い3分弱を駆け抜けていきます。


 最後の一行にハッとさせられ続けています。

 僕らはいま誓おう
 いくつになっても心は自由であること
カモフラージュ

 時に情けなくて、ビックリするほど真っ直ぐだけど、ワクワクして楽しい、ロックンロールは自由そのものだ!


④UNISON SQUARE GARDEN「カオスが極まる」


 物事に熱中していると希に到達する局地、いわゆる「ゾーン」に入る感覚をここまで体現した曲が未だかつてあったでしょうか・・・?


 基本は性急なビートのユニゾン流王道ロックソングだと思っていますが、サビ前や間奏部に挿入される打ち込みのトラップビートが、いわゆるゾーンへの招待切符としての役割を十二分に果たし、これまでのユニゾンの曲にはない新展開で驚きつつ、しっかりサビはポップという情緒不安定さ。


 先日のツアーでも、発売されたばかりにも関わらず、客席からあふれ出す熱が凄まじすぎて、もう訳が分からず笑ってしまいました。


 何事もやり過ぎはよくないと私は思ってますが、もしそれに向き合わざるを得ない、または向き合いたい日々が続いていたとしたら、この曲を聞けば勝手に超気持ちよくなって、背中を叩かれるかも・・・!?


 異次元の興奮という意味では、2022年ダントツで優勝。

⑤ヤバイTシャツ屋さん「ちらばれ!サマーピーポー」


 いわゆる夏向けのパーティソング?って、1人で淡々とした夏を送ることが多い私には共感できる部分がほぼ皆無なのですが、ここまで共感できる夏にまつわる思いがちりばめられ、かつ、バッチリと盛り上がれるロックチューンに仕上がってるのは本当に発明だと思いましたし、夏になったら素直に聞いて楽しい気持ちになりたいと思う曲にやっと出会えたという意味で感謝しかない1曲。


 北海道は夏、決して涼しいとは言えないんですよ。そこそこ普通に暑いんですよ。


 当たり前だけどそれが夏。私にとっての夏。


 そしてMVが、まさかの「冬の北海道」で撮られているというギャップも最高。


 北海道に住む人間としても何だか勝手に嬉しいことてんこ盛りで、かつ、夏でも冬でもいつでも聞いて!というメッセージだと勝手に思い込んでます笑。

⑥DOES「In The Sun」


 全然再生数が伸びていないのが気にくわない(私の激しい部分が暴走しています。ご容赦ください。)んですが、3月に出たDOESの新曲。


 とにかくイントロだけでも聞いてください。気に入ったらそのまま全部聞いてください。

 ギターノイズから雪崩れ込む、ドラムとギターのストイックなフレーズ、途中から入ってくるブリブリのベース、再生して5秒でかっこ良すぎて卒倒しました。


 第一印象だけで言えば今年のベスト3入りは確実。

 一切合切を傷つけるなんて
 時代じゃない 偉大じゃない
 一切合切を分かち合えること
 犠牲じゃない 偽善じゃない
In The Sun

 ラブ&ピース&ロックンロール!!!


 活動再開後、まだライブを見る機会に恵まれていません。
 どうか、どうか北海道に・・・!

⑦Vaundy「mabataki」


 Vaundy、今年も良い曲だらけでしたね…。


 この曲、「余白」が本当に多い
んです。



 言葉数も少なければ、音も最低限のバンドサウンドと弦楽器のみ、途中のCメロ?らしき部分を除いて終始同じメロディが繰り返され、圧倒的な歌唱力を持つ当の本人の歌すら、淡々と独り言のようです。


 一見すると飽きっぽい曲展開の中で、その「余白」の分、聞く人の「想像力」が大いに試される挑戦的な曲だと私は思いました。



 歌詞はほぼ疑問形で、なかなかお互いが分かり合えない、思い合えない、争いが絶えない、そんな世界が変わることは本当にあるのだろうかと考え続け、唯一メロディが変わる瞬間に、

 もう僕が先に銃を捨てよう
mabataki

 と決意します。


 決して万人受けする曲ではないかもしれませんが、これまで万人受けするポップソングを数多く生み出し続けているVaundyがこういう曲を出すからこそ、改めて「1人で」じっくりと音楽と向き合うこと、自分と向き合うことの意味を、考えた人は多かったのではないでしょうか。

⑧結束バンド「青春コンプレックス」


 本当は「ぼっち・ざ・ろっく!」の話をすべきなのですが、ここで話し始めるとそれだけで1万字超えそうなので割愛!好きすぎて割愛!


 最低限の情報だけ整理すると、10月から放送していたアニメのOP曲であり、同アニメに登場するロックバンドの曲です。


 A→B→サビ→A→B→サビ→C→サビと、王道のアニソン展開はもちろん継承しつつ、4人組ロックバンドの楽器とボーカルの音だけで、激しくかっこよく成立しているロックソングであること
が魅力!


 学生時代、周りに共有できる友達がほとんどいないまま、大好きなロックを信じてひたすら聞き続けた人に、そして、今まさにそういう状況にある人に、そのまま自分のロックを信じてかき鳴らせと言わんばかりの思いを存分に受け取れる樋口さんの歌詞も秀逸。

 深く潜るのが好きだった 海の底にも月があった
青春コンプレックス


 自分の好きを、ロックを貫いた先に見える景色は、思ったより最高だと、報われるような気持ちを得る入口の曲。


 ここからアニメが展開するに連れ増える曲に更なる感情を刺激され・・・ってホントに終わらないから割愛!

⑨忘れらんねえよ「アイラブ言う」


 今年No. 1のラブソング。


 なけなしの勇気を振り絞って、言葉で愛を伝えることは、ダサくもないし、汚くもない、こんなにも美しいんだって心から思える、心臓を貫くほど豪速球のストレートなロックンロールです。


 柴田さんの渾身の叫びには、嘘も虚勢も微塵も感じられない、真実の魂が宿っています。


 何の小細工もない、剥き出しの音と声だけで、愛を叫ぶ柴田さんを見ていたら、ふっと涙が出てきて、その後、1人でも立ち上がる気力が沸々と湧いてきます。


 これ以上の言葉は野暮です。
 立ち上がって!今!今こそ伝えなきゃ!!


⑩Official髭男dism「Anarchy」


 髭ダン、今年も良い曲だらけでしたね・・・(デジャヴ)


 という中で、一番私の趣味趣向に近かったのが、年明け早々に出たこちらの曲。

 ファンキーなベースラインを先頭に始まるこの曲は、ポップではあるものの、頭から最後まで淡々と曲が進行し、サビで分かりやすく盛り上がることもありません。


 その曲を最後まで引っ張るのが、他でもない藤原さんのボーカルで、最後のサビまで淡々とし続けたこの曲のラスト、

 解りますか? 何の価値もない夜更け
Anarchy


 と、藤原さんの叫びが響き渡ります。



 押さえ込まれていた感情が一気に爆発し、最高潮に達する展開は見事過ぎて、音数が多けりゃ盛り上がるわけじゃないぞ!と、分かってるけど、そうしないと難しいことを努力と経験でやってのける髭ダンの凄さを勝手に思い知らされました。


 今回は以上です。


 何となく自分の好きな曲の傾向も分かったような分からないような…でも頭の中を整理できて、かつ今年も良い曲多かったな…としみじみ実感しました…。


 こんな調子でマイベストアルバムも同じ雰囲気でまとめてる最中ですので、近日中にアップしてみたいと思います。


 お時間ある方は是非お付き合いください。


 最後まで読んでいただいたそこのあなた、本当にありがとうございました。

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