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【寂しくても、確かに光る轟音と生きる】リーガルリリー「60W」
こんにちは。シリアスファイターです。
久しぶりに1曲単体で感想を短く簡潔にまとめました。
すーんごい今さらですが、リーガルリリーが2月1日に配信リリースした新曲。
好きすぎて、1日1回は必ず聞いています。
ジャキジャキだけどクリーンな響きのギターを皮切りに、何かキラキラしたもの呼び込むかのようなアルペジオに誘われてベースとドラムが合流すると、勢いよくゴツゴツとした音の塊が襲ってきます。
瞬時に浮かんだのは、このバンドの過去曲「はしるこども」。
終始、この曲に通じる疾走感丸出しながらも、衝動的に走る幼い姿だった「はしるこども」から、より骨太になったグルーヴとともに、少し成長して都会の中で生きる人の姿が描かれているように感じます。
しょんぼりとした若者が突っ立っていた
歌われるのはひたすらに孤独な景色です。
ですがそんな中でも、包み込むような優しさを感じられるのがリーガルリリーの音楽で、言葉の選択に、どこか愛らしさを感じます(「しょんぼり」とか)
それに加えて、暴力的に歪んだ轟音があるわけですから、容赦ない孤独に向き合う味方になってくれます。
繰り返しますが、とにかく轟音で、かつBPMも早い、ここまで攻撃的で無邪気なリーガルリリーは、久しぶりに聞いた気がします。
何かが爆発したように歪んだギターと激しいドラム、暴れるベースラインがぶつかり合う間奏パートは何度聞いてもかっこよすぎます。
ギターのストロークが1回1回弾かれるごとに、普段抑えきれない想いが吐き出されるような気がしてなりません。
街の星は見えなかった
銀河の中寂しかった
あぁ カムパネムラ
せいぜい60W この街の光になった
どこにも「光」がない真っ暗な孤独でも、たとえちっぽけでも、確かに光ってる、生きてる。
儚くて絶望的な状況でも、たかはしさんの歌声と轟音のバンドサウンドから不思議と、優しさと暖かさが溢れ出していくのを感じます。
本当の意味で「ひとり」の自分に寄り添うロックンロールに、今日も力をもらっています。
今回は以上です。
最後まで読んでいただいたそこのあなた、本当にありがとうございました。