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買った本、読んだ本 2021年1月
これやってみたかった。noteでいろんな人たちが「読んだ本」をリストされてて読書の参考になってます。本好きの皆さん、いつもありがとう。
私も今年の1月分をまとめました。買ったけど読んでない本はそのまま積まれてます。積ん読一掃のゴールからまた遠のいてるよマサコ。
買った本
Typee (Herman Melville)
小学校来の友人に、好きな作家は誰、と改めて聞いたらメルヴィルと。白鯨もいいけどタイピー笑えた、と教えてくれたのでKindle版購入、たったの$0.99。私は大学時代に新潮文庫の白鯨(分厚い上下巻)を苦しみながら読んだうえにレポートまで書いて以来メルヴィルは鬼門だったのだが。
Lunar Park (Bret Easton Ellis)
ブレット・イーストン・エリスの "White" を買ったところ、同じ作家の本を$5引きにしてやる、買え、とAmazonから執拗にメールが来るので仕方なく選んだ。8ドル払った。
Young Men and Fire (Norman Maclean) - Audio
最近オーディオブックで聴く方が早いということに気づき、積ん読本もオーディオ版でさっさと片付けちゃおうという目論見で図書館で借りた。
The Prairie (James Fenimore Cooper)
Young Men and Fireで言及された本。興味が出たのでKindle版購入。あー、ナッティ・バンポーね、モヒカン族の最後ね(←読んだことない)。
State of Wonder (Ann Patchett) - Audio
お散歩用オーディオブック。図書館本。
The Ardent Swarm: A Novel (Yamen Manai)
Amazon Kindle first reads; Primeメンバー2冊ただにしてやるっていうから。チュニジア作家の翻訳もの。
Gerta: A Novel (Kateřina Tučková)
同上。チェコの作家の翻訳もの。楽しみ!
読んだ本聴いた本
The Professor's House (Willa Cather)
ウィラ・キャザーに外れなし。ひょんなことから始まる教授とTom Outlandとの友情。人生何が起こるか分からないね。一緒に旅行に行けててよかった。ラスト、教授が老齢に差し掛かりいろんな体の痛みを「自分はもう死ぬ」と思い込んでしまう姿に我が身を重ねぬ。医者からは「いや、いたって健康。当分死にゃせん」。
Lunar Park (Bret Easton Ellis)
フィクションでありながら作者本人ふくめ実在人物が登場。80年代後半、90年代ごろのブレット・イーストン・エリス、ジェイ・マキナニー等のバブリーな放蕩ぶりを懐かしむことができるなら楽しめるのかも。私には無理だった。しかも途中からおかしなホラー小説になってもうどうしたらいいのやら(飛ばしながら結末まで読みました…8ドルが惜しまれる)。
The World of Plymouth Plantation (Carla Gardina Pestana) - Audio
日々のウォーキング中に聴いたのだがいつも他の考え事してしまった。
Young Men and Fire (Norman Maclean) - Audio
Young Men and Fire (Norman Maclean)
オーディオブック聴く方が早いはずが、地図や写真の説明にいたっては本を開いて目で見なければ理解できず。オーディオブックに向く本向かない本あるのだなと学習した。結局積ん読棚から紙の本出してきて読んだ。積んで以来6年目にやっと。そもそもこれを読もうと思ったきっかけは "Fire Season: Field Notes from a Wilderness Lookout" (Phillip Connors著)で言及されたから。あの本もう一度読みたいな。
忘れられた日本人(宮本常一)
読みたいと思った本を同居の良人がすでに持っていたこのありがたみ。村の総会ののんびりした様子がEntの集会みたい。夜這い多い。山村の暮れていく景色。日本は変わってしまったのだなぁ。
The Absolute at Large (Karel Čapek)
昨年末の私的チャペックブームの折に買った本。発想がおもしろいよね!『高い城の男』のような展開で日本が出てくる。日本人の名前も上手に書けててその点感心した。
State of Wonder (Ann Patchett) - Audio
散歩中に聴いた本。いろいろびっくりする展開でそのたび「おおっ」「へぇっ」「気色悪!」と声を出したほど。主人公が再会するかつてのスパルタ指導教授、とても興味深い人物。人にも生徒にも自分にもウルトラ厳しくて「身近にいたら嫌」と本気で思った。日本語版の題名は『密林の夢』ですって。うまい!
2月は日本から持参の本も読みました。またいずれ。