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集い【エッセイ】六〇〇字+α

 悪友3人とのZoom句会をはじめた、経緯である。
 Note仲間の「かなつん」さん、「ママン」さんの影響で、俳句に興味をもちかけていた時期に、親友Aの提案があり、さっそく第1回目の句会とあいなった。駄句ばかりではあるが、さて、みなさんは、どう査定するだろうか?誰が「才能アリ」「凡人」「才能ナシ」。はたまた、全員が「才能ナシ」か。
(「かなつん」さんは、舞台・ラジオドラマ・創作落語等を執筆していらっしゃり、俳句もプロ並み。私は600字、「かなつん」さんは400字(それと17音)に拘っています。「ママン」さんは始めて間もないとのことですが、息子さんが俳句甲子園に出場した際、夏井先生に判定の旗を挙げてもらえだけの実力者の、お母さん。息子さんのもと修行中の方です)

「かなつん」さんの、noteサイト

「ママン」さんの、俳句記事ページ



                 ※
 「ただ話すだけでなく、句会をやろう」と、Aの提案があり、みな、同意する。
 ことの始まりは、4か月前。京都に単身赴任の義従弟Kと東京を結ぶ、孤独な男同士の、週1呑み会。Kは、50少し前でS化学の社員。会社の研究所が京大内にあり、異動となっていた。
 2か月前。親友のSとAにその話を話した。Sは高校から、Aは大学から続く仲。みなアラ古稀ではあるが、Sは博士号を持つ研究者、Aは流通業。それなりのPCリテラシーはある。が、リモートの経験は、ない。
 当初、月1でやろうと始めたが、3週に1回、2週に1回となり、句会の話になった。Sは、短歌を嗜むが、俳句は高校の授業で経験した程度。ズブの素人集団である。
 第1回目のお題は、「七夕」。
 (下記1句目はお題の誤認識があり大目に見ていただきたい)

 練習に雑念もたぬつばめの子 かはうそ

 七夕や思う復興ひたすらに 空白

 コロナ禍や涕(なみだ)溢るる天の川 翔平

 アルタイル負けじと光る蛍舞う 猩々

 いくつかでた句の中のひとつにコロナ禍での「マスク」と七夕関連の季語があり、季重なりではないかとの議論になった。確かに、冬の季語。しかし、このご時世、マスクは冬だけではなくなった。花粉症の季節もある。実際、夏井先生の『絶滅寸前季語辞典』で季語としては微妙な扱いになっている。
 「マスク」が本来の冬の季語に戻らんことを願いつつ、第一回句会を終えたのであった。

(因みに、第2回目のお題は、「ホテルのバーカウンター」。意味深・・・。笑)

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