雨模様【エッセイ】六〇〇字
早大エクステンション「エッセイ教室」春講座、四回目の課題は、「雨模様」。ご承知の通り、まだ雨は降っていません。降りそうな時分、状態のこと。そして、「雨」をどう表現するか。やはり、最近のワタクシとしては、こうなってしまいます。あなたの場合は、「雨模様」をどう解釈、表現しますか?
※TOP画像は、「雨模様」という和菓子です。^^ 徳島の「菓游 茜庵」サイトから
ちなみに、「雨跡」「雨のしらせ」「雨拍子」という和菓子も。
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「ガンマGTPが、一〇〇〇を超えているんですけど。すぐに来られますか?」
十五年以上、ウォーキングを続け、最近はジムにも通っていた。健康には十分に気を付けてきたつもりだった(飲酒、以外は)。しかし、この一本の電話で様相が、一変する。
一か月ほど食欲がなく、ムリして食べるも三キロの体重減。気になり健診を受けたのだが、急に精密検査の連絡があったのだ。結果は、胆管に腫瘍があり、胆汁が流れていないとのこと。
すぐに、不整脈で通っている大学病院へ。胆管癌の疑いで、緊急入院することになる。
(開腹は回避され)内視鏡による手術となり、胆管にステントを挿入。しかし、膵炎の合併症を発症。HCUで二週間、死線を彷徨うことになる。
癌の疑惑は晴れたが、難病の病。幸いにも、この世に戻って来られたのだが、医師から説明を受ける。「危なかったですよ。心拍数が二〇〇を優に超え、心不全の危険も」と。
過去に二度、手術を伴う病を経験したが、大事ではなかった。しかし、気が付けば古稀超え。急に同世代の旅立ちを多く見聞きするようになってきた。その中でショックだったのが、同じ生年月日の八代亜紀の報…。
人生百年時代。二十年は軽いさ、と嘯いていたが、雲行きが怪しくなってきたということなのだろう。諸々がガタついてきて、せいぜい平均まで、と覚悟した方がいいのかもね。
(おまけ)
せんしゅう投稿した「選挙権」の話が、2日後に「天声人語」でも。
マンデラさんのことを想ったら、行くよね。