浄化【エッセイ】六〇〇字
わが胃腸、ポリープ無縁也(これまでは)。常に残留物なしの状態にしている、ためかと。
会社をやっているときは、マンションの一室をオフイスにし、内勤三人と在宅勤務十五人とで仕事していた。いま流行りのリモートだ。業種はWEBデザインだったので、受注・見積・納品・請求はオンライン。さすがに、会議や請求書渡し、接待は、対面だったけども。デスクにいる時間が長い。だから、催せばすぐに個室に入る。犬のようなものだ。
胃腸の渋滞も、高速道路と同様、一定の速度で流れないと、発生する。理想は、検査の際の、ピンクな腸壁。吉永小百合さんは、きっと常にあの状態だと、勝手に思っている。
ポリープは、その渋滞が一番いけないらしい。だから、スムーズに流れるようなヨーグルトとか、繊維質の食材、キャベツ等がいい。
胃カメラは苦痛じゃないのだけど、腸は、医師によって大きな違いがあるので、苦手だ。
これまで十回以上、カメラを入れたけども、一度だけ女医さんのときがあった。恥ずかしい。経験ある方はお分かりと思うけども、検査用のパンツは、後ろの部分に穴がある。膝を抱えるような感じで横になり、尻を突き出す。カメラを入れる前に挿入しやすいように、菊門にゼリー状のものを塗る。「お食事でも」と言いかけたところで指が入り、「お食、イタっ」となる。が、その女医さんは、検査時間が短く、痛みも少なく、お見事だった(たぶん、鎮静剤の量が多めだったのだろうが)。
※あくまでも、個人的感想であります
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