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自分の敵は自分?

自分の弱さを認めるのは抵抗があるものだ。
誰しも自分が弱い人間だとは思いたくない。

自分の才能・能力だったり、性格的なことだったり、人との関わり方だったり、知らぬうちに出来ない自分と闘ってしまう。
人間には、どうしようも出来ない、生まれながらの個体差というものがある。

物静かで慎重な人間
明るく積極的な人間

嫌味で意地悪な人間
朗らかで人に好かれる人間

それは、努力で何とかしようというものではなく、一つの個性だ。
良くも悪くも、持って生まれた個性。

わたし達一人一人が生まれながらに持つ、固有の条件だ。

それを、自分の人生でどう味わい、どう生かし切るかが問題であって、それ自体が問題なわけではない。

なのに、それを断裁し、敵に回ってしまう。
本質的に、自分の味方は自分しかいないのに、最大の敵が自分ということになってしまう。

出来ない自分は自分じゃない。
そんな自分は認めたくないし、許せない。

だから、自分に抗う(あらがう)生き方をしてしまう。
自分を嫌い、怒りを蓄積していく。

他人に嫌がらせをしたり、すぐキレる人の心の中は、おそらくそんなところだ。

自分の味方は自分。
たとえそれが少々自己満足であってもいいと思う。

自分を嫌ってイライラしながら生きるくらいなら、自己満上等!
あるがままの自分をただ受け入れて、そこからスタートを切る。

弱い自分を認め、受け入れることができたら、人は強くなれると思う。


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