アトピー性皮膚炎と食事:20年アトピー経験者がオススメするレシピ集付き
アトピーとの20年の闘い
皆さんは、アトピー性皮膚炎で悩んでいる方や、そのご家族の方はいらっしゃいますか?僕は、20年以上アトピーに悩まされてきました。痒みに耐えかねて夜中に何度も目を覚まし、ステロイド剤に頼りきりだった日々も。そんな僕がたどり着いたのが、食事と腸内環境の改善でした。最初は、何が原因でアトピーが悪化するのか分からず、試行錯誤の連続でしたが、ある時、食事がアトピーに大きな影響を与えていることを知り、食生活を見直すことを決意しました。
今回は、僕の体験をもとにお伝えさせていただきます。
食事が及ぼす影響
アトピー性皮膚炎は、人それぞれ症状や原因が異なる慢性的な皮膚疾患です。遺伝的な要素も大きいですが、生活習慣や環境、そして食事も大きな影響を与えます。
食事がアトピーに与える影響は多岐にわたります。
アレルギー反応: 特定の食品にアレルギー反応を起こし、皮膚症状が悪化する場合があります。
炎症反応: 一部の食品は体内で炎症反応を引き起こし、アトピーの症状を悪化させる可能性があります。
腸内環境: 食事は腸内環境に直接影響を与えます。腸内環境が乱れると、リーキーガット症候群を引き起こし、アトピーの症状を悪化させる可能性があります。
栄養不足: 特定の栄養素が不足すると、皮膚のバリア機能が低下し、アトピーの症状を悪化させる可能性があります。
リーキーガット症候群との深い繋がり
アトピーの原因は、遺伝や環境など様々ですが、食事も大きな影響を与えます。特に近年注目されているのが、「リーキーガット症候群」という概念です。これは、腸の壁に隙間ができ、未消化の食物や細菌、毒素が血液中に漏れてしまう状態のこと。これらの異物が体内に侵入することで、免疫システムが過剰に反応し、アレルギー反応を起こしやすくなると考えられています。
腸内環境を整えることが、アトピー改善のカギ
腸内には善玉菌と悪玉菌が共存しています。このバランスが崩れると、腸内環境が悪化し、リーキーガット症候群を引き起こしやすくなります。善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことで、腸内環境を整え、アトピーの症状改善に繋げることができます。
ここからは、僕が実践してきた食事と生活習慣について、お伝えしていきます。
食事のポイント
プロバイオティクス: ヨーグルト、キムチ、味噌などの発酵食品やサプリメントで摂取できます。
プレバイオティクス: オリゴ糖、イヌリンなどが含まれる食品を摂取することで、善玉菌のエサを与え、腸内環境を改善します。
グルテンフリー: 小麦に含まれるグルテンは、腸壁を傷つける可能性があるため、グルテンフリーの食事を試してみるのも良いでしょう。
特定の食品の制限: 乳製品、卵、大豆など、アレルギー反応を引き起こしやすい食品を避けることで、症状を改善できる可能性があります。
アトピーに優しいレシピ集:私の経験から生まれたメニュー
長年のアトピーとの闘いの中で、僕が実際に作っていたレシピをいくつかご紹介します。
1. 鮭と野菜の蒸し料理
ポイント: 鮭には良質なタンパク質とオメガ3脂肪酸が豊富。蒸すことで栄養素を逃がさず、消化も良いです。
材料
鮭(切り身): 1切れ
ブロッコリー: 1/2株
人参: 1/2本
塩: 少々
こしょう: 少々
蒸し料理用の調味料(醤油、みりん、酒など):適量
作り方
下準備: ブロッコリーは小房に分ける。人参は薄切りにする。鮭に塩コショウを軽く振る。
蒸し器の準備: 蒸し器に水を入れ、沸騰させる。
蒸し料理: 野菜と鮭を蒸し器に入れ、10分程度蒸す。
味付け: 蒸しあがった鮭と野菜に、蒸し料理用の調味料をかけて完成。
2. きのこたっぷり味噌汁
ポイント: きのこ類にはβグルカンという食物繊維が豊富で、免疫力を高める効果が期待できます。
材料
だし汁: 2カップ
豆腐: 1/2丁
しめじ: 1/2パック
えのき: 1/4パック
わかめ: 3g
味噌: 大さじ1
作り方
鍋にだし汁: 鍋にだし汁を入れて火にかける。
具材を入れる: 豆腐、しめじ、えのき、わかめを鍋に入れる。
味噌を溶く: 味噌を溶き、鍋に入れて混ぜ合わせる。
仕上げ: 一煮立ちさせたら完成。
3. 鶏むね肉と彩り野菜の炒め物
ポイント: 鶏むね肉は低カロリーで高タンパク質。彩り豊かな野菜と一緒に炒めると、栄養バランスも良く、飽きずに食べられます。
材料
鶏むね肉: 150g
ピーマン: 1個
玉ねぎ: 1/2個
生姜: 少々
醤油: 大さじ1
みりん: 大さじ1
酒: 大さじ1
片栗粉: 大さじ1
作り方
下準備: 鶏むね肉は一口サイズに切り、片栗粉をまぶす。ピーマンと玉ねぎは食べやすい大きさに切る。生姜はみじん切りにする。
炒め物: フライパンに油をひき、鶏むね肉を炒める。
野菜を加える: 鶏肉に火が通ったら、ピーマンと玉ねぎを加え、さらに炒める。
味付け: しょうゆ、みりん、酒、生姜を加えて炒め合わせたら完成。
レシピのポイント
食材: 新鮮な食材を使うことで、より美味しく、栄養価の高い料理になります。
調理法: 蒸す、煮る、焼くなど、油を使わない調理法を選ぶことで、消化が良く、体への負担が少ない料理になります。
味付け: 塩分控えめを心がけ、素材の味を活かすようにしましょう。
彩り: 色々な種類の野菜を使うことで、見た目も良く、栄養バランスも整います。
アトピーでお悩みの皆様へ
アトピーの改善には、根気と試行錯誤が必要です。僕も、食事療法をはじめとして様々な健康法を試しながら、自分に合うものを探しました。この記事が、少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。
20年アトピーだった私が実感したことは、食事の改善がアトピーの症状を劇的に変えるということです。 諦めずに、自分に合った方法を見つけて、一緒にアトピーと向き合っていきましょう。
さいごに
アトピー性皮膚炎と食事の関係性、リーキーガット症候群について、20年アトピー経験者の視点から解説しました。食事療法と生活習慣の改善は、アトピーの症状改善に繋がります。ぜひ、この記事を参考に、あなたに合った食事療法を試してみてください。
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