人生を変えた場所 小笠原諸島を訪ねて⑦/世界自然遺産登録条件を小笠原諸島に当てはめてみる
登録条件と小笠原諸島
前回の記事は以下よりご覧ください。↓
世界自然遺産に登録されるには四つあるクライテリア(登録条件)のうち、一つでも国際自然保護連合に認められないといけません。
クライテリアの一つ目は地質学です。小笠原諸島で言うのならば、「人生を変えた場所 小笠原諸島を訪ねて⑥/地球の息吹に感動」にも書いたように、珍しい枕状溶岩の存在でしょう。
二つ目は景観美であります。
ガラパゴス諸島ほど広い範囲ではありませんが、狭いながら美しい光景がありこちに広がります。
そして三つ目に生物多様性というものがあります。
生物多様性は三つのレベルで考えられ得ていますが、その中に遺伝子の多様性というのがあります。
恐らく生物多様性を説明するにはクマノミの存在で説明できるのではないでしょうか?
普通のクマノミと違って、小笠原諸島で見られるクマノミは真っ黒に白線という模様です。
どうしてこうなったかはわかりませんが、遺伝子の多様性という面から生物多様性を説明するには良いではないでしょうか?
そして最後の四つ目は生態系です。
未だに手つかずの自然が残る小笠原諸島、さらにそこにはそこにしかいない固有の動植物が棲息しております。それは生態系の豊かさを物語っているのではないでしょうか?
地質学、景観美、生物多様性、生態系と四つあるクライテリアのうち、世界遺産に登録された時どれが基準に見たっていたので登録されたのでしょうか?
答えは次回に。
続く・・・
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