Masa Michishiro(道城征央/南海の放浪カメラマン)

ミクロネシア、地元(東京・中目黒)で環境活動を行っている水中カメラマン/フォトジャーナ…

Masa Michishiro(道城征央/南海の放浪カメラマン)

ミクロネシア、地元(東京・中目黒)で環境活動を行っている水中カメラマン/フォトジャーナリスト。生物多様性、海洋環境などをテーマに環境セミナー「めぐろエコサロン」「エコ・自然塾」も主催する。埼玉動物海洋専門学校の講師。【ML】info@ordinaryworld.jp

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Masa Michishiro(道城征央/南海の放浪カメラマン)

プロフィール Masa Michishiro/道城征央(みちしろまさひろ) 東京都目黒区出身 水中カメラマン/フォトジャーナリスト 埼玉動物海洋専門学校講師 自然環境セミナー「めぐろエコサロン」「エコ・自然塾」主宰者 公式HP 公式Facebookページ 東京新聞インタビュー Yahoo!ジャパンインタビュー JICA「地球ギャラリー」 太平洋の島国、ミクロネシア連邦をはじめ、地球の裏側へ行くよりも遠い小笠原諸島へおもむくことから南海の放浪カメラマンの異

    • めぐろエコサロン「健康に!美観に!ヤバいぞ!ゴミや廃棄物の話し第2弾」

      もう27回目になる私主宰の自然環境セミナーの案内です。 このセミナーの趣旨は地域で活動をして、その後世界で起きている環境問題について考えてもらうというものです。 まさにThink Globally, Act Locallyという考えに基づくものであります。 詳細は以下で、どなたでも参加できます。 10/26の「めぐろエコサロン」は「健康に!美観に!ヤバいぞ!ゴミや廃棄物の話し第2弾」と題して7月に開催した内容の続編になります。 7月は島嶼国のゴミ廃棄物問題とそれを解決す

      • チマチマで充分

        本日テレビ朝日、BS朝日による番組『未来につなぐエール』で取り上げていただきました。そして多くの方に観て頂いたようです。 ミクロネシア連邦での環境活動から中目黒村美化委員会の活動までを話させて頂きました。 言いたいことはそういうことです。環境問題への対処、バイアスが強くなると良いことありません。ときたまバイアスを強くした方が良いのではと感じることもありますし、活動自体チマチマやってて「午後にはゴミたくさん」になりますが、市民レベルの活動はこれで充分だと思っています。 環境

        • 環境活動は分断のもと

          個人的に中目黒村美化委員会の狙いは「みんなでやってみんなでカバーするということ」です。どうしても日本の社会全体、若い人に期待しがちですが、僕は主宰者として高齢者も使います。「ボク出来ないから代わりにやって」とかです。「こんなことも出来ないのかよ」と言われますがやってくれます。塾に行けないのなら、先生なみの知識を持っている人が教えてあげればいいことです。 誰しもがグレタさんのような知識があるとは限りません。 自分も動いて活動したくてもできない人もいるでしょう。でも何かしたいと

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        • 自然環境の話し
          28本
        • ジャーナリストの気になり
          53本
        • 日本の水産・漁業の話し
          4本
        • 日本と捕鯨の話し
          11本
        • 人生を変えた島国 ミクロネシア連邦を訪ねて
          10本
        • ゴミ拾いをする大義って何?
          4本

        記事

          環境問題解決に必要なのは知識ではなく地元力

          7/31から今日8/3まで地元の町会のラジオ体操があり、自分も副会長という立場なので手伝いに行ってきました。 また今日8/3は中目黒村美化委員会の定期清掃が実施されたのですが、異例の2部制での実施になりました。 2部は通常の時間帯での清掃活動だったのですが、1部はラジオ体操終了後の7時過ぎから町会の親子を中心に清掃をしつつ、町会掲示板3ヵ所に貼られている環境系クイズに答えるというものも実施しました。 問題はいたってシンプルなもので参加した子供はほぼ全員正解でした。 環

          環境問題解決に必要なのは知識ではなく地元力

          盛り上がっている都知事選、自分は盛り上がらず・・・

          ネットではとても盛り上がってる東京都知事選、でも自分にとって「この人に一票入れたい」という人がいなくて困っています。良く出ている4名の公約、特に小池、蓮舫、石丸は似たり寄ったりだと感じています。 清掃活動の団体を主宰している身としては環境問題を訴えている人がいれば良いんだけどいない。環境問題と言うか「生物多様性の保全」を公約に盛り込んでいる人がいれば良いんですが・・・・・・。 東京都は日本が生物多様性条約の締約国になったことをうけて、東京都生物多様性地域戦略を策定しました

          盛り上がっている都知事選、自分は盛り上がらず・・・

          我の無力さ・・・そして政治家の存在

          約50名もが立候補しているらしい東京都知事選です。 ところで中目黒村美化委員会の活動をやってて思うことがあります。 ゴミ拾いなんていう活動をチマチマとやっていて意味があるのだろうか?とです。 あるいはこのような活動を講演とかで話しをしてても、こう質問されることがありました。 「チマチマとやってて意味あるんですか?」とです。 私は地元の中目黒以外にミクロネシアでやっていて自分でもそう思いました。正直ないでしょうね。 集めたって、次の日はゴミでいっぱいになります。そんな光

          我の無力さ・・・そして政治家の存在

          環境問題解決に必要なのは教育ではない

          毎年、近所の小学校に呼んでもらって海の話しをしています。今年も先週呼ばれました。 具体的には自然やそこに生きる生物が私たちの生活に役立っているということ、私たちが敬遠する生き物であっても役立っているという、いわゆるバイオミミクリについて説明いたしました。 しかし単に海の話しをするだけではなく、やはり私がやっている地元での清掃活動の話しを盛り込みました。 今後の環境のことを思うのなら環境教育は必要だと思います。しかし一方的な押しつけでは問題は解決しないでしょう。 必要なこ

          環境問題解決に必要なのは教育ではない

          目黒川、桜開花時のゴミ問題、なぜテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』は偏向報道するの?

          4/8のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』で目黒川での花見客、そのマナーの悪さを放送していました。 しかしなぜ日本のマスコミはしっかりとした取材をせずに、通り一辺倒な報道しかしないのでしょうか?よく言われていることですが、今回改めてそう感じました。 この日のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』の内容は酷かったです。 目黒川での桜開花時、私が主宰する任意団体中目黒村美化委員会では2015年ごろより花見客よりゴミを受け取り分別する作業(エコステーション)をしています。

          目黒川、桜開花時のゴミ問題、なぜテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』は偏向報道するの?

          NPOでもなく環境団体でもなく地元力で目黒川のゴミ退治

          目黒川唯一のエコステーション設置私が住む中目黒はすぐ近くに桜の名所である目黒川があります。今や世界的に有名であります。 この桜開花にあわせて、私が主宰している清掃活動の任意団体中目黒村美化委員会は2015年ぐらいよりエコステーションの設置を私が住んでいるマンションの外構部に設置しました。 エコステーションとは花見客よりゴミを受け取って、それを分別する施設であります。 ゴミはかさを減らせれば袋数も減るのでそれだけでも減量につながります。 ただインバウンドによるオーバーツーリ

          NPOでもなく環境団体でもなく地元力で目黒川のゴミ退治

          私的環境活動の条件

          ここでは告知などしていませんが、ご存じのように私は中目黒村美化委員会という地元目黒区(中目黒)で清掃の任意団体を結成し毎月2度清掃活動をしております。 もうすぐ目黒川の桜も開花されるので、オーバーツーリズムによるゴミ排出量も多いでしょうが、行政とも連携して開花中はエコステーションを設置しております。 さて中目黒村美化委員会では暗黙の了解があって活動しております。 まず参加は自由であります。「参加します」との連絡もいりません。なので当日にならないと誰が来るか、何名来るかは

          デジタルクリーンアップデイ

          3/16(土)は私が主宰している清掃団体中目黒村美化委員会も毎年参加している『World Cleanup Day』が制定した『デジタルクリーンアップデイ』だそうです。 デジタルゴミ、つまりPCやスマホに保存されている見なくなった写真データ、ファイルなどを削除しましょうという日です。 見もしない、使いもしないデータを支えているのはサーバーであり、それを維持するにはそれなりの電力がかかり、反面CO2が排出されています。清掃というと街中ばかりと思いきや、PCの中の清掃という着眼

          表現者のテイラー・スイフト

          アメリカンフットボールのプロリーグ、NFL最大というか世界最大のスポーツイベント、スーパーボウル(SB)まであと数日です。今年のSBはカンザスシティ・チーフス(KC)とサンフランシスコ・49ers(SF)の対決なのですが、試合以上にシンガーのテイラー・スイフトが観に来るという点にも注目が集まっています。 それは彼女が出場チームのKCのトラヴィス・ケルシー選手(TE)と付き合っているからです。 試合前日の2/10まで東京ドームで公演をおこなって、恐らく自家用機で試合会場のラス

          生物多様性国家戦略2023-2030で触れていること

          昨年『生物多様性国家戦略2023-2030』が政府より公表されました。 これはリオ地球サミットでできあがった生物多様性条約に書かれている各国は行動計画を策定せよに基づいているものであります。 今回の『2023-2030』の中では「日本人特有の鎮守の森や八百万の神といった自然観、地域の文化や伝統行事への意識」が初めて明記されており、それらが生物多様性の保全になるとも書かれています。 地域の祭礼や伝統食を食べることには「残酷さ」もはらむのでしょう。昨今環境保護団体や動物愛護

          生物多様性国家戦略2023-2030で触れていること

          SDGsの使う責任からMSC認証の魚を食べよう。

          年末なので臼福本店(気仙沼)のタイセイヨウクロマグロの中トロと赤身、合計で200グラム購入しました。100gで2,100円と高めですが、MSC認証をうけているマグロなので安心安全が確実に担保されています。 この会社は気仙沼にある7隻の遠洋漁業をおこなう船を持つ会社であります。私も2年前に取材させていただきました。 商品についているQRコードをかざすと魚に付けられた通し番号や獲った日時や場所、誰が獲ったかまでがわかります。魚は「これってどこで獲れたの?誰が獲ったの?」とスー

          SDGsの使う責任からMSC認証の魚を食べよう。

          都内での粗大ゴミ処理がピンチ

          南の島国に行って感じたのは、必ずどこかしらに、例えばビーチでもゴミが落ちていて写真に撮りづらい光景があることです。そこからゴミに関して自分も色々と知るようになりました。 東京都内で粗大ゴミの処理が出来なくなってるそうです。 すべては分別されていないゴミに原因があります。鹿児島県志布志市は日本でもっともゴミの分別が進んでいる行政として有名であります。 ビンも色によって分けられていますし、金物も鍋やハンガーなどなどに分けられます。志布志市の担当者は「分別すればゴミは宝の山」