お母さんの私 と 妻の私
結婚して 主人の妻になった私は 子どもが生まれて お母さんになりました。 当たり前なんですが…笑😅
でも、子どもができると 妻である私よりも お母さんの私のウエイトの方が大きくなって、頭の中は始終子どもに占領されていま した。
我が家は 役割分担がはっきりしていて、主人は外でお仕事をする人、私は専業主婦で家の中の家事や子育て、親戚付き合いなど 全般を引き受ける人…になっていました。昔ながらの古〜い家庭の形😅
主人は寡黙な人で 仕事であったであろう 愚痴や不満を一切話さない人。普段から口重な人で 家に帰ってまで仕事の話をしたくない……家ではゆっくり充電したいと思っている人なので 私は 主人の仕事の事は あまりよく知りません。。。笑笑 お給料をちゃんと頂けているので 只只感謝です。
「感謝」そう、感謝に思っていますが、頭の中は子どもの些細な事が気になったり ちゃんとしなきゃ!という お母さんの私でいっぱいです。
その上、自己紹介でもお話した通り、二人の息子達は手強く、よそのお子さんのように 「普通」にはしてくれません。長男はアクティブタイプで好奇心が強くて じっとしていられない!自分でなんでもやってみたい、触れてみたい、やってみないと気が済まない…元気良くて 声もでっかい!…悪気はないけど 大人の人からすると 落ち着きのない うるさくて厄介なタイプ
専業主婦なのに 子育てもちゃんとできないのか!と身内に叱られ 長男に注意ばかりで ダメな母親だと凹みました。
昔は今と違い 多様性を良しとしない雰囲気。都会の田舎のこの地域だと 特にそうで、はみ出さない子が良い子。育て方が悪い!と言われる… 周りの目が気になってこうあるべき!ということで頭の中はいっぱいいっぱい。うちの子はこんなタイプ!と、どんと構えられない。
そんな時に出会ったのが 幼稚園で出会った 転勤族のベテランママでした。 私よりもひと回り近くも年上のお母さん。3人の子どもの一番下の僕が 長男と同じ歳。二番のお子さんとは少し間があいていて、とっても可愛い男の子。
彼女がこう言ってくれました。
「私の長男と同じタイプ!とっても大変だよね。まさみんを見ていると まるで 長男を育ててる時の私を見ているみたいで。。。気持ち、わかるよ。。。」と
四面楚歌状態で しんどいくて 張り詰めていた気持ちが一気に救われたような気持ちになり泣いてしましました。
彼女は とっても穏やかで、色々な経験からか 全てを受け止め 受け入れる 広くて深い懐の持ち主でした。優しい彼女は 手強い長男の扱い方や 人生経験など いっぱい話してくれました。長女の私ですが まるで血の繋がったお姉さんができたかのような気持ちになっていました。
そんな中に。。。彼女は私に 女性として生まれてきたんだから、どの状況の自分でも 女性である幸せを大切にすることって 大切。と教えてくれていたような気がします。愛される自分です。
彼女は ご主人のことが大好きで、ご主人のことを 保さんと呼び、子どもの前でも大切な人と言う。好きで結婚したのだから。。。と話す。それが嫌味じゃなくてさり気なく 本当に幸せそうに話す。幾つになっても まるで新婚さんみたいに はにかみ…
保さんは 私の主人と同じで 寡黙で無口 人見知りで彼女とは とっても深いお付き合いだけど ご主人とは、ご挨拶するくらい。なんか私の主人とタイプが似ていました。
話が少し飛びますが……出入口と言う言葉があります。入出口とは言いませんよね。それは 出る方が先じゃないと、入れない。物がいっぱい入った袋には 先ず中身を出してからでなとそこには物は入らないですもんね!
欲しい物があれば、先ずは 出す事から始めます。愛情もそうで 欲しい欲しいばかりでは貰えなくて、 自分から愛情を与える事で 相手の愛情を貰えるのだと 祖母から聞いた事を思い出します。
私は彼女と出会う事で 色々な事を学びました。お母さんの私は子どもにいっぱい愛情を!妻の私は主人にいっぱいの愛情を。。。どちらかと言うと 子どもには待って貰ってでも 主人を優先してきました。
それは、彼女から学んだひとつに、男の子はお母さんが大好き❣️だから 不思議とお母さんに似たタイプの人をお嫁さんにもらうらしい
あたなの息子さんに 自分と同じようなお相手がきてくれても大丈夫ですか?
息子達がお嫁さんを貰っときに まだ見ぬお嫁さんとずっと仲良し夫婦でいて欲しい。母親ならみんな同じ思いを抱くのではないでしょうか。だから 息子達の女性のお手本になりそうな お母さんは 単純に 自分のようなお相手がきてくれても良いような自分になれば良いんですよね。
息子を大切にしてくれるお嫁さんに…なら自分が主人を大切に…みたいに (笑)単純ですが…😅
見て育つ。。。ものだから。。。
はじめは そんな思いもあって 息子のお嫁さんがもしも自分と同じ人がてきてくれも 大丈夫な自分。 大好きな主人とずっとずっと仲良くできる自分でいたくて、自然と襟を正していました。
それが 24年後 自分に思わぬご褒美を貰える事になるとは 知る由もなかった私です。
長くなりました。続きは 次回に書きたいと思います。
「終わりよければすべてよし」 人生は長いです。色々あるけど 尻上がりに終わりに向けて良くなる人生の方が 味わい深くてなかなかいいものです。初老の私の個人的な実感ですが。
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