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いつか忘れてしまうから日記|冬の海の冷たさは、冬の海でしか、知れない
12月10日 ムイムイな午後
たのしかったイベントが終わり、余韻にひたる間もなく仕事は山積み。
ひとびとが走る。わたしも走る。
師走である。
2024という響きにやっと慣れたのに、もう終わっていく。
いちにちいちにち、噛み締めたいせつにしたいものだ。
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午前中に仕事を猛スピードで終わらせる。
午後は無為に過ごそうとおもって、むいむいと過ごした。
これがむずかしい。
無為に過ごすということは、わたしにとって常に大きな課題である。すこしダラついたらもう、何か意味があることをしたくなってしまうのだ。
意味ってなんだって話なんだけど。
無為がじょうずなひとの暮らしに密着し、ただひたすらだらだらするひとの景色を見てみたい。ホームステイみたいに。
で、逐一インタビューするのだ。
・ねえ今どういう状況なの
・どんなきもちなの
・あなたはそのまま日が暮れていって、あああと思わない?
そんな最高にウザいインタビューに耐えてくれる親切なホスト。
シスターブラザー、誰か、いないかな。
横にまとわりついて、逐一実況を聞かせてほしいです。
12月11日 冬の海の冷たさは
トシオと仲間たちと
ずっと訪れたかった直島のサウナ SANA MANEへ
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最高体験でした
ブームになってひさしいサウナは、わたしの趣味のひとつでもある。
あ、趣味を聞かれたらサウナって言おうかな。
サウナの賢人サさんにアテンドしてもらい、サウナを満喫。
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熱った体で浜を半裸で走り、水風呂がわりの冬の瀬戸内海に飛び込むミドルエイジたち。
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でも最高
冬の海の冷たさは、冬の海に入らないと、知れない。
なんでも手のひらの中で知った気になってしまう時代に、肌で体感することのたいせつさよ。
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半裸で走るお兄さん/おじさんたちの姿は
ライアン・マッギンレー氏撮影のsigur rosのジャケットを思わせたよ。
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こちらもはしる
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12月12日 内側の炎が写りますよう
なかよしのミュージシャンのアーティスト写真を撮影。
ポートレイトはちかごろ「肖像」というきもちで撮っている。何かをむりやり引き出したりしないよう努める。そのひとの内にある炎が、2次元にそっと現れますよう。
撮影がおわり、とてもよろこんでもらえて、うれしい。
誰もが写真を撮れてしまう時代に、プロと名乗って撮ることの意味をいつも、考えている。撮影の体験自体がよろこびに満ちているものであるといいな。
だからよろこばれると、とてもうれしい。
12月13日 合ってるかどうかなんて、やってみないとわからない
voicyをやりたいが、咳が止まらないので控える。
声だけのメディアで声がダメって絶望的である。
アナウンサーってたいへんだな。こういうときどうするんだろ。
こうなる前に対策するのか。
それぞれのプロの人知れぬ苦労ってあるのだろう。
優秀なひとは、努力とか苦労とかをあたりまえみたいに、そっとこなしてる。
努力だとか苦労だとか。そうは思っていないのだろう。
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先日漫画家のひうらさとるさん(本名のまりこさんと呼んでる)とvoicyで生放送をした。
voicyはiPhoneひとつでさくさくできてしまうので気軽。あまりに気軽すぎて普通のおしゃべりのようになる。ちゃんと公共でやっているという意識をわすれないようにしないといけない。
まりこさんは「まずやってみる」精神がすばらしい。
やってみて、なんかちがったらやめたらいい。合うかどうかなんって、やってみないとわからない。ほんとそうよね。そのとおりだ!
まりこさんはnoteを同時に始めた仲間でもある。
その相談やらを公開でやるかたちに。voicyも彼女が誘ってくれて始めたのだった。
あたらしいものに躊躇なくトライし、いつも軽やかに先を走る最高のともだちである。それがここまで仕事を続けてきたひみつのひとつだとおもう。面白がって、どんどん進んでいく。
漫画家生活40年ですってよ!
まだ書きたいんですってよ!
すごいね!
(YouTubeにも呼んでもらいました)
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ひと昔前はスタジオに入らないとできなかったことがiPhoneひとつで軽々とできてしまう現代。各ジャンルでその現象が起こっている。プロもアマチュアも混在する時代。写真だってそう。漫画もきっとそうだね。
もはや、プロとアマチュア、どちらが上とか下とかでもないとつくづく思う。
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