感性の豊かな人=超高精細カメラ。そのカメラで撮った映像は、データも重い。
先日、時々苦手なものに自分をさらして、今の自分の状態を把握する定期チェックのお話を書きました。
さてそのチェック、具体的にどう生かす?ということをきちんと書けて行かなかったなあと思うので、今日はそこに対して、感受性が強い体質の一種、エンパス体質からの提案を書いてみようと思います。
エンパス体質に対しては、この記事の冒頭にちょっと書いています。
とかくスピードの速い時代ですので、感受性の強い人は感じたことによって受け取ったインパクト(これは、いいものも悪いものも)を味わって処理するということがとても大変になっているのではないかと思います。感じる力が強い人は、それだけ受け取るインパクトも大きいはずだからです。
また、感受性が強い人は相手の気持ちもよく分かる人が多いです。そのため、自分に直接的に関係ないことで泣いてしまったり、長いことくよくよしてしまったり。なんてこともあるのではないでしょうか。
ここで提案です。それは、
徹底的にインパクトを感じ切る
ということ。
感受性の強い人は、これをやっていたらいろんなものに置いていかれる!間に合わなくなる!みたいな感覚が強いのではないかと思います。だから、実際に与えられたものよりもそのインパクトを小さく見積もって、なかったふりする。なかったふりをしてもインパクト自体はなくならないので、どんどん未消化インパクトのチリが積もり、体調や情緒のバランスがとりにくくなってくるんではないかと思うんです。読んでくださっている感受性強い方、いかがでしょうか?
その受けたインパクトを一度、過去のこととして客観視できるくらい味わってください。楽しかった~♡でも、かわいそうだった~!!!でもいいです。それが生々しい感覚を持っていなくなるまで感じ切るんです。
するとどうでしょう。
結構な時間がかかっています!!笑
そして、
自分のエネルギーをいかに無尽蔵に、いろんなことに注いでしまっていたかに気付きます。
感じるということは悪ではないです。むしろ、丁寧に世界を感じられるということはとても豊かなことだと思います。ただ、感性の豊かな人=超高精細カメラみたいなものです。そのカメラで撮った映像は、データも重い。だから、プロセスするのにも時間がかかります。そのことは、頭に置いておいた方がいい。
いったんこれをやってみると、自分は何を断り、何に集中していくかに意識が向き始めます。時にはお断りすることも出てくると思います。私も最初はすごくそれが怖かったけど、「ごめんね、今回はやめておくわ。」とか、「悪いけど、そろそろ帰るね。」と言って、嫌な顔した人はいませんでした。そっか、じゃあまた声かけるねー!とか、気を付けてねー!とか、それで終わり。
相手が人の場合でも、私の苦手なお酒の場合でも。限られたエネルギーを有効に使っていくために、今度は知性を使えばいい。感性も人それぞれ。置かれている環境も人それぞれ。だから、その微調整はやっぱり自分でしていかないとうまく行かないように思います。
そんな環境調整の指標のひとつに、是非「苦手」の定期チェックをお使いください。あなたにとって心地よい環境が、その手でつくりだせますように。