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人材紹介業まとめ②悪いところ編

 前回は良いところに焦点を当てましたので今回は人材紹介の闇に触れたいと思います。全部が全部当てはまるとは思いませんが参考にどうぞ。

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①KPIがきつい

  事実です。コンタクト数は勿論アポイント数やコロナが流行る前は対面でのアポもKPIに含まれており非効率の塊でした。最近はリモート化も進んでいますが、体育会系のノリは変わらないところは多いです。

②長期労働が多い

  転職者で就労後にお話しを聞くことも多いため、自然に夜間就労が多くなります。外資の候補者はお昼抜けて話すこともできますが、全部が全部ではないため自然にしわ寄せがきたり、平日お話しが無理な方に土日お話しする企業もあります。

  多くはコミッション制のため、給与に反映されることは救いです。

③効率化が進んでいない業界

  IT業界のエンジニア採用は効率が進みましたがそれ以外では正直進んでいないです。ここが非効率なKPIや長期労働にも繋がっていきます。リモートができる分、そこまでオフィスに縛られることはないです。

  ただ新人でいきなりリモートは難しく先輩を見て覚えることが多い業界なのでうまく環境をそろえる必要ありかもです。

④転職者からネガティヴなイメージを持たれている

  Linkedin日本代表村上さんの著書でもありましたが、エージェントを市場価値を知るために利用される方もこれから増えてくると思うので、ここは変わるかもしれないです。

  ただ古い業界ではまだそのように思われることは多く例えば製造業や施工業では先輩や知り合いが行った企業しか知らず実は他にキャディさんやアンドパッドさんといった変わった案件が世の中的に増えているといったことを知らない方も多くよりポジティヴな印象を持ってくれる方が増えるといいなと思います。

⑤長期勤続できる人が限られ、定着率が悪い

   これは①と②でも触れたところがそのまま出ています。その環境で育ってしまった方が部下にも強いるケースが多く、悪循環を起こしています。

⑥効率化が進んでいない

   体育会系の方が多くタフさが売りの企業ほど進んでいないです。ただZoom等のリモートを余儀なくされる環境の変化がコロナにより起きたので、絶対対面で挨拶!みたいな風潮はなくなってきました。

⑦詰めるマネジメントが多い

  詰めるマネジメントで育ってきた方がマネージャーになるため、当然自身の成功ノウハウを基に育てるのでこうなります。ただ人材業界特有のというよりは不動産や電話コールメインのところはどこもこういう傾向強いかなと思っています。ノルマ達成意欲の高い業界や出身者ははまる的な。

⑧長期勤続できる人が限られ、定着率が悪い

 マネジメントの環境依存の話が続いていますがここもそうです。合わない方は本当にすぐ辞めるし、成果主義ははっきりしていますので定着している場合は非常に強いリクルーターに育ちます。業務自体はルーティンワークになるため、同じことをやり続ける忍耐力も必要です。

⑨尊敬できる上司がVery Rare

  ソシャゲならSSR並みと言われます。売上が上がってる人格者はあまりおらず倫理観が欠ける方もいます。情報=売上みたいなところがあり、先輩が優しく教える文化でもないところも起因かもしれません。最初は優しくても売れ始めると冷たくなったりみたいなところもあります。

⑩向き、不向きが分かれる

  モチベーションが人と話すことが好きとか社会貢献とかコミッション制で給与が高いみたいな方ははまるかと思います。ただ後者でない場合、会社の文化によって合わないと感じ辞められる方は多いです。もちろん中にはそういう文化の無い良い企業もありますがレアです。

⑪転職者からネガティヴなイメージを持たれている

  自己応募の方が良いのでは?とかエージェント使うとメリットあるの?みたいに考えられる方は多いです。どうしても入りたい企業の表に出ない情報や質問内容を抑えているエージェントもいますので、正直ピンキリではありますが大手や外資等競争倍率が高い企業ほど使用した方が内定率は高いですがイメージ的にはネガティヴな方が多いです。


今回は悪いところをまとめてみました。

次回は人材紹介の働く環境あるあるをまとめたいと思います。

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