いい作品と共通言語の話
いい作品とはどういうものか?
という議論は常日頃行われていて、それぞれの論点があります。
この人の作品とかっていう限定的な話ではなくて、もう少し大まかな括りの話。
ことコンテンポラリー、現代美術についてはある程度わかりやすい答えの一つがあって
それはまず
「美術史の線上に乗っているかどうか」
であることは間違いないはずです。
これを今回はもう少し解体して考察してみましょう。
美術史の線上に乗っていると
なぜいい作品なのか
これを言語化するのは結構複雑ではあるけれど、簡単にいうと美術というのは学問的な側面があるので、先行研究が山ほどあった上で新しいものに価値が出ます。
今あなたが全く知識がない状態で、白熱電球を作ったら、それは凄い。作れたことは凄いけど、エジソンって知ってる?という話になる。
ここから先は
1,618字
この記事のみ
¥
150
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?