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“足”で稼ぐ~興行ビジネスは「空中戦」と「地上戦」~


宣伝から失礼します!
来たる11月4日(土)に我がPPPTOKYOが初の横浜公演を開催致します!
これまで東京を中心に大阪進出も果たしてきましたが、今回の横浜初進出を成功させて全国ツアーへの狼煙を上げていきたい所存です。

新進気鋭の横浜初進出

それに先立ち、先日横浜は関内方面に足を運び、プロモーション活動を行ってきました。
結果的に一晩で13軒のお店を周り、各店舗にポスター掲載のご協力やチケットをご購入いただいた次第です。

沢山のご協力、感謝します。

地方営業やプロモーションはWRESTLE-1時代にそのノウハウと経験を積んできたわけですが、実際は大変な事も多く、とにかく人と人の繋がりに感謝してもしきれない状況ではあります。

今回はそんな久しぶりの地方営業=プロモーション活動を通じて再確認した、
「“足”で稼ぐ」というマインドについて雑感をまとめてみたいと思います。

※地方営業というのは活動スタンスを総括した表現であり、横浜が地方という認識ではないので悪しからず…。

■空中戦と地上戦


興行ビジネスはいつの時代も「空中戦」と「地上戦」だと思っています。
時代やコンテンツの規模によってその比率は変わるけれども、根底にある意識はこの二つ。

「空中戦」=マスコミを通して話題を作り、社会にバズを生み出す戦略。昨今であればSNSを通じてこうした空中戦は個人レベルから好戦出来る土壌が出来てきています。
マスコミ絶対の時代から、インフルエンサーと呼ばれる人たちが台頭してきた昨今までその手法は違えど、メディアを駆使して話題を作るというマインドはいつの時代も同じだと思っています。

「地上戦」=リアルに人と会って繋がりを増やす。いわゆる“手売り”という手法。兎にも角にも時間を使い、体力を使い、足で稼いで輪を広げるといういつの時代も変わらぬ営業手法。

普遍的なこの二つの戦略を駆使して、興行ビジネスを成立させていくというのが自分の信条でありベースにあるマインドです。

「空中戦」にも努めてます。

■放映権ビジネスと巡業スタイルの成れの果て。

ことプロレスというコンテンツは、昭和から平成にかけて地上波と共に「放映権ビジネス」として歩んできた歴史があります。
合わせて相撲から派生した「巡業」スタイルを貫き、時代の変遷に柔軟に対応しきれずに令和の時代を迎えた感があります。
ゆえに演者の感覚もどこか一般常識を逸脱してしまい、学生イベンターでも出来るような誠意ある営業や告知すらも出来ない人を、多く生み出してしまった印象があります。

放映権ビジネスは形態を変えて(より進化して)いる状況です。メディアの数が増え続ける中で、地上波一強だったその時代とは異なり、大手メディアの傘下に入らない限りは、他のエンタメコンテンツよりも苦戦を強いられている印象があります。
そして巡業ビジネススタイルは終わりを告げようとしており、
都市部でコンテンツを生み出して、映像として世界に発信するスタイルがメジャー化している傾向にあります。
ゆえに、ライブの価値はどんどん上げていかないといけません。

■それでもライブで行こうぜ。

前述の内容とは矛盾しますが、PPPTOKYOとしては「それでもライブで行こうぜ」と声を上げていきたい所存です。
もちろん認知拡大のために赤字覚悟でYouTubeでのライブ配信なども広げてまいります。それでもやはり、現場にしかない熱量と熱狂、感動がそこにあります。
それは「感動と熱狂を創り続ける」という理念の下、自分たちがやるべき使命に真摯に向き合っていきたいからという確固たる想いがあるからです。

格闘家はめちゃくちゃ手売りをするわけですが、やはり身内売りがあるからこその感動がそこにはあります。もちろん良い面も悪い面もあるわけですが。
その中で良い面をプラスに捉えて、プロレスという普遍的なコンテンツのノウハウとして落とし込めないか、そういうマインドを演者に植え付ける土壌を作っていく作業は、これまでもこれからも努めていきたい所存です。

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■だから“足”で稼ぐ。

だからこそ人に会う。人を知る。
我々は商品を売っているわけでもないし、サービスを提供しているわけでもない。
“感動”という目に見えない時間と空間を、人に届ける仕事をしているから。
感動を創り出すには人の気持ちが分からないと。
人の目を見て話を聞いて、人の顔を見て想いを伝える。
そんな当たり前だけど人間としての大切なことが出来るからこそ、人の心を動かす一歩が踏み出せる。
家に篭ってクリエイティブに没頭し、“バズ”や“話題”は作れても、感動までの一歩が遠い。感動を作り出す最後のピースは“生”の人間にどれだけ執着出来るか、その想いと気概。

■新進気鋭は踏み出すその一歩から。

PPPTOKYOは派手なプロモーションやクリエイティブに目がいく(とよく言われる)けれど、それらはあくまで「空中戦」。
いつだって「空中戦」の麓には良質なコンテンツがなければいけないし、熱量を持ったお客様がそこにいるべきである。それこそが真に時代を掴むエンタメコンテンツであるべきだから。
そんな熱量を持ったお客様はやっぱり「地上戦」の先にいるわけで。
その熱が波及し、いつしか「空中戦」に沢山のお金と労力をかけられたら、それはとても幸せなことで。
幸せになりたい。
だから今日も明日も一歩踏み出す勇気と行動を。
新進気鋭はいつだって、踏み出すその一歩から。

さあ、パーティーを続けよう。

■熱狂空間をYouTubeライブ配信アーカイブから是非ご覧ください!


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