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【若手・新人向け】議事メモ力のススメ

何故議事メモは大事なのか?

皆さんの周りにいるデキるビジネスマンは、議事メモを素早くきれいにまとめる力(=議事メモ力)がとても高いと思いませんか?

私が新入社員として配属された時、当時の上司が本当に「議事メモ力」の高い人で、自他共に認める優秀な先輩でした。その先輩と一緒に仕事をさせて頂く中で学んだ、

私が思う「若手・新人が議事メモを取る時のベストな型」

を紹介させて貰えればと思います。

また、昨今テレワーク全盛時代になりSlackやTeamsを使ったテキストコミニュケーションの機会が大幅に増えていると思います。ZoomやWebExなどを多用して会議をする機会も増え、寧ろオフィスに出勤していた時よりも会議数が増えているなんてこともあるのではないでしょうか?

そんな中、今まで以上に議事メモを素早くとりまとめて展開できる能力というのはより重宝されてくる力だと考えています。

なお、これからご紹介する型は、既に若手を脱してしまった私もいまだに使っています。中堅〜管理職クラスの方まで幅広で使っていただけると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

日付/会議タイトル:必須

・日付は必ずつけましょう。いつ実施した会議なのかすぐにわからなくなってしまいます。
・タイトルは簡潔に。プロジェクト名や、社外との打ち合わせの場合は社名なども入れておくとよい。

例) 2020.08.11 A社様との開発方針意見交換

議題:必須

・「〇〇について」と簡潔に示せるようにするとよいです。
・基本的には1会議1議題がベストです。
(多くても3議題くらいまでに留める)
・それ以上に議題数が増えそうなら別会議を設定しましょう。

参加者:必須

・他部署や社外など、普段接していない人と打ち合わせする際には必須です。後になって参加者の名前がわからなくなることがとても多いです。
(チームメンバだけの会議であれば省略しても良い)
・参加者の役職や役割も書いておくとより良いかもしれません。

例)
・A社:山田様(営業)、田中様(プリセールスエンジニア)
・自社:佐藤主任、木村さん、大田さん、私(メモ)

結果・結論:必須

・会議の終わりに出た結論や決まったこと、今後の方針を示しましょう。
・これがない会議はヤバい会議です。

アクションアイテム(AI):必須

・「誰が、どんな宿題を、いつまでの期限で持ったか」を示します。
・必ず担当者と期限を決めましょう。決めたAIはBacklogなどの課題管理ツールで課題化して管理することをおすすめします。

例)猫の餌を買いに行く:お母さん(8/18まで)

メモ:オプション

・会議の中で話された内容をつらつらと示していきます。
・すべてをメモに残す必要はないですが、結論・結果やAIに絡む部分は残しておくとよいです。

質疑:オプション

・会議の中で出た質疑内容を書いておきます。メモに統合してもOKです。
・会議によっては「質疑コーナー」みたいな時間を最後に置いたりするのでその時の内容を記載してもよいでしょう。

聞きたいこと:オプション

・議事メモを取っている本人が、会議を聞いている中で「あ、これ後でききたい」とパッと思いついたものを書いておくところです。
・最終的には質疑やメモに統合します。

参考リンク:オプション

・会議内容に関連するWEB記事などがあれば張っておきます。

所感:オプション

・会議が終わってから、「自分がどう思ったか」という感想を書いておく部分です。
・他の人に見せても見せなくても大丈夫です。
・特に新人・若手のうちは、感想を示すことで頭の中が整理されたり、疑問点が明確になってよいと思います。
例)
本会議の中で最も印象に残ったことは、機能開発単位の区切り方に関する意見の相違についてだった。「機能」と言ってもどこまで分解するのかの考え方は人それぞれだ。こういう事を考える際に共通的に使えるようなフレームワークっぽいものはないだろうか?ちょっと後でググってみようと思う。

さて、ここまでが「議事メモの型」でした。しかし議事メモは取って終わりではありません。

会議が終わったらすること

1. 議事メモの共有
議事メモは、会議終了後なるべく早くメンバー間に共有したほうが良いです。2,3日経つとその内容が正しかったのか、本当にそんな話がされたのか?をみんなが忘れてしまいます。会議終了後30分以内の共有が理想です。

2. メモをどこかに残す

議事メモは共有するだけではなく、きちんとBacklogのwikiや共有ストレージなどに保存しておきましょう。メールやSlackで共有しても埋もれていきます。後からすぐにたどり着ける所に残しておきましょう。

3. 疑問点を解消する
特に若手・新人の時は議事メモを取っていく中でチンプンカンプンな箇所も多いと思います。疑問は疑問のまま放置せず、自分で調べたり先輩や有識者に積極的に質問しましょう。

最後に

以上、私が思う「若手・新人が議事メモを取る時のベストな型」でした。

若手・新人ビジネスマンの方々の中には「議事メモとらされるのは雑用っぽくて嫌だ」と考えている人もいるかもしれません。
(正直、自分がちょっとそう思っていました...笑)

ただ、「こいつを会議に呼ぶと、素早く情報とアクションアイテムをまとめてくれる」という評価を貰えようになると、どこに行っても重宝してもらえます。

ぜひ、若手・新人のうちにこそ議事メモ力を定着させておくのがおすすめです。

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