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「飲食店」と「メイドカフェ」と「主役の変更」

相変わらず、新型コロナウイルスが猛威をふるい、先が見えにくい状態にいるように思われます。

色々な業種で影響がでて、それぞれ知恵を出して乗り切らなくてはいけない状況になってます。
特にビデオ会議サービスの「Zoom」は好評ですね。ファイルを表示できたり、動画も流せるようです。
リモートワークに切り替えた会社もあれば、会議だけはZoomを使うを使う会社も増えてるようですね。
そのうち「クラウドにファイル上げといたから、意見があったら書き込んでおいて」みたいな感じで会議自体やらなくなるかもしれませんね。

そういって対応ができる会社や業種がある一方、対策が難しい業種もあります。
まずは製造業。AIによる自動化になるまで難しいかなと思います。
雇用の確保には反した流れですが。

流通業もAI化を待ってる状態かなと思います。
自動車の自動運転と、よく言われる「ラスト1マイル」の配送が可能になれば、流通業も自動化されますね。今ではUber Eatsあたりが頑張ってるように感じます。
ラスト1マイルはドローンになるかと思います。ドローンのような物は日本の得意分野だと思ってたのですが、黎明期にネガティブな印象を持たれたようで、他国に持っていかれた用です。
タミヤとか京商に予算渡して開発してもらってたら、かなり違ってたと思います。

サービス業は……どうなっていくでしょう。
業種によってさまざまだと思います。
とはいっても、物販はAmazonに勝つのは難しいだろうし、士業もAIが大頭してくるでしょう。
エンタメ系はかなり形が変わるのかもしれません。

自動化の中でアメリカのAmazon Go(無人コンビニ)が一部の店舗で「有人でやっているもの」が「調理」だそうです。
ガラス張りのオープンキッチンで人間が調理をしてるのをみると、人は安心するようです。

ところが、今回の新型コロナウイルスの影響をモロに受けてるも飲食店です。

単純にお客が来ない。

「このご時世だから、ケータリング(テイクアウト)に切り替えたら?」との声もありますが、コンビニやチェーン系の弁当屋に対抗するのは難しいようです。
ノウハウの蓄積の差が大きすぎます。

先日、メイドカフェの方とお話しする機会がありました。
やはりお客さんが激減してるとの事です。
メイドカフェと言えば、飲食の中でもエンタメ性が高い為、何らかの転用が聞きそうですが、簡単ではないそうです。

メイドカフェのスタッフは、契約的にタレント扱いに近いようです。
とはいっても、第一線で活躍してるタレントさんが色々と試行錯誤してる中、そこに活路を見出しても、苦戦・情報の埋没の可能性が高そうです。
YoutubeやSHOWROOMでの投げ銭を期待するのは難しそう。

では、グッズ販売だったら!?
常日頃からグッズ戦略を重視してる店(特に大手チェーン系)は選択の一つとしてあるようです。
しかし、一般的には「メイドさんがいる空間」を楽しむものであり、グッズには興味がないお客さんも多いそうです。
それに、個人経営タイプだと、そもそもグッズがほとんど無かったりします。

その日は、どうしたものかな……と、別れた後も考えていたのですが、1つ思い付いたことがありました。

「主役を変える」

飲食店だと、主役は「美味しい料理」ではないでしょうか。
メイドカフェであれば「メイド(のいる空間)」かなと。
そこを少しズラして「主役」を変えてみる。

結論から言うと、「配達」を主役にしてしまいます。

「メイドさんに弁当を配達してもらう」
今までの弁当の購入や配達の時は、弁当の物理的な移動は脇役というか、雑務的なイメージかと思います。

例として、オフィス街での昼食の弁当の販売を考えてみます。
路上にスペースを確保して、お昼だけ販売してるケースやキッチンカーが来るようなところです。
ネットで10時ぐらいまでに発注及び決済までしたら、お昼にメイドさんがお弁当を配達してくれる。
配達されるお弁当は「日替わり定食」のみ
提携してる飲食店、弁当店の中からランダムに選んで配送。
お客が自分で選ぶのは不可です。
何故なら、主役は「配達してくれるのがメイドさん」というエンターテイメントだから。

Uber Eatsを利用すると、たまにスーツ姿の方がレンタル自転車で届けてくれませんか?あれ、絶対に「外回り行ってきます!」と言って社外に出てやってますよね!?

配達するのがメイドさんで「お待たせしましたっ♪御主人様♡」とかいってオフィスに弁当届けてくれたら……まぁ衝撃ではないでしょうか。
オプション(おひねり)で「美味しくな~れぇ!萌え萌えキュン♡」とやってもらったら……午前中、上司にミスをネチネチ指摘されても忘れそうな気がします。
午後の仕事は張り切ってやれそうな気がします。

弁当の受け渡しであれば、対人接触時間は10数秒。
感染リスクはかなり低いのではないでしょうか。
弁当が日替わり定食一択なのは、調理する側の負担を減らす事もそうなのですが、お客側も発注する事に頭を使わなくて良いと言う事になります。
複数店舗から提供してもらえば、同業の飲食店をまとめて救えるかなとも思ったりします。
それに、メイドさんの持ってくる日替わり定食に、クオリティは求めないかな~と思います。

飲食店の主役である「料理のクオリティ」
メイドカフェの主役である「タレント性」
お客の主役である「美味しいものを選んで食べる」

それを全部一旦脇にやって、主役は「配達員」にしてランチタイムは小さなエンターテイメントにしてしまう。

何となく、成立しそうな気がします。

今回はたまたま、メイドカフェの方と話してたので思い付いたのですが、発想としては、他のコンセプトカフェや飲食店だけではなく、別の職種でも行けるかなと思います。

新しい事は、今の延長線にあるのでなく、その隣にある。

もうちょっとわかりやすく考えるなら、「発想の縦軸と横軸を両方共1つずつズラす。」みたいな感じでしょうか。

自動化が期待されてる「ラスト1マイル」「人間がやる事によって、新しい価値を創造する」といった感じです。

これから来るであろう未来は、一筋縄ではいかないのかもしれません。
でも、一捻りすれば新しい何かが生まれるような気がします。
私も色々と捻りまくってみます。一緒に頑張りましょう。

拙い文章にお付き合い頂き、ありがとうございました。
是非、次の食事の際は、心の中で「美味しくな~れぇ♪萌え萌えキュン♡」と言ってみてください。
いつもとちょっと違った、楽しい食事になると思いますよ。

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