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「ライト受験」条件の理由

ライト受験の定義とした理由です。
それぞれが絡み合っているので繰り返しになる部分があるかもしれません。
(この記事において偏差値と言った場合、四谷大塚偏差値をイメージしています。)

1.受験開始時期は4年生か5年生が望ましい(通塾とは限らない)
学校の勉強以外の学習習慣を身につける準備として4年生スタートならば、漢字・計算の習慣化などを始めるのら大きな負担ではないかと考えます。

中学受験を意識した期間が短いほうが負担が少ないように見えます。しかし、リスク分散も考えると、4・5年からの開始のほうが子どもの負担が少ないように感じます。
やるべきことを10とするならば、1年間で10が確実に終わる保証はないです。4年生では3を繰り返し、5年生でも同じように4の繰り返し、6年生前半で3の繰り返し、6年後半で全体10の確認
覚えたからもっと範囲を広げていくので無ければ、あくまでもやる範囲は固定すれば、負担が薄まります。
4年生スタートは先取り期間が長くなるという側面もあります。この辺りはお子さんのタイプで判断すると良いと思います。

2.スモールステップで子供の負担を減らす
いきなり中学受験用の教材で学習を始めるのではなく、間に教科書準拠の教材を使い最初の理解を助けます。教科書というのは、大多数の子供に理解をして貰うよう作られていますので、最初に触れる教材として優れている筈です。ただ普通学校では、読んで解るという訓練をしてきていないので、読ませただけ、解かせただけでは厳しいです。この辺りも工夫が必要になります。

3やる範囲を限定し子供の負担を減らす
理社に関しては基礎力確認教材の繰り返しで必要な知識のインプットは可能です。中学受験塾のカリキュラムは範囲広くどこが重要化わかりにくいと思います。

4.偏差値55以下の学校を狙う
なぜ偏差値50ではなく偏差値55以下としているか?
実は中学受験の基礎とされている部分をかなり固めると、偏差値55ぐらいまで対応可能になるんですよ。そこに後述する相性を含めて考えると、少しでも上に学校という思考から学校さがしは違いますが、偏差値55以下の学校をひと通り見て、結果的に〇〇学校が合いそうという選び方の場合m可能性があります。

これは通常の中学受験で偏差値55以上狙う場合にも転用出来ます。基礎力範囲をがっちり固めてからプラスαの方が抜けが少なく負担も軽減されます。
ただ現状は、基礎力が曖昧かつ広範囲に設定されているので、思い切りの必要な手法になってしまうかもしれません。

5.習い事はやめなくても良いが、子供がやりたいものだけにする。
そもそも、習い事をやめる要因は塾との時間調整が多いと思います。
全ての時間を受験に費やすなんて無理なので、やりたことは残しておくべきだと思います。
ただスポ小系の習い事の場合、かなりの調整や工夫が必要になります。

6.受験機会を減らさないため、4教科受験を基本とする。
先に書きましたが、教科を絞ると受験機会が減りますし、目的の学校の中では難易度の高い回になります。どこの学校が気にいるかわかりません。ライト受験の場合、教科数を減らすのは様子を見てからとなります。

7.お得な学校ではなく、子供に合った学校を探す
受験期間を短くしたり、塾を利用しない場合なので、よく聞くのが、〇〇学校だけ受けるからそこに合わせてやるという方法です。親がその学校が良いとなっている場合、実は子どもにはそこに合っていないパターンが見受けられます。
では子どもに合った学校というのはどう見つければ良いかというと、私は過去問だと思います。
無駄を嫌う昨今の風潮では、志望校以外の学校の過去問をやらないのが主流のようです。これは時間が無いなどの理由があると思いますが、過去問の相性というのは中々馬鹿にできない要素が含まれています。

実は入学後の定期テストの形式が同じということが多々あります。

上の子の場合
基本的であるが易しくはない問題を大量に解くという入試問題の学校でした。入学後、学校ではごく標準の成績ですし、理系でもありますので数学は苦手ではありません。
先日、学校の数学の定期テストの思い出として「量が多く時間内に終わったことが無い」と話していました。もちろん他教科も同じような感じです。
入試問題と同じような形式が続いていたことになります。作りが合わない場合、ずっと合わないテストを受け続けることになったり、慣れるのに時間がかかったりします。

またこういうこともあります。
受験校が少なかった我が家では過去問が足りず、兄弟ともいろいろな学校の過去問を解きました。その中で難易度ではなく「大嫌いな問題の学校」というのがそれぞれにありました。
どちらも、点数は取れるけど、この学校の問題は2度とやらない・やりたくないそうです。
上の子の場合はさらに、元々は少ない問題をじっくり解くという学校を志望していましたが、過去問を解いてあまり面白くないから志望順位が下がった経緯もあります。
今年受験だった下の子は、学校案内では心惹かれなかった学校が過去問をやったことによって好感度急上昇というケースもありました。こういった部分は学校見学では分からない判断材料の一つだと思います。
全教科難しい場合は得意教科だけでも色々が学校の過去問をやってみるのはお勧めです

8.使えるコンテンツは何でも使う。
今まで書いてきたことですが、中学受験用の物に拘らず自分のご家庭で取り入れられる物を貪欲に使う事により、子供の負担が少ない受験が可能になります。
選ぶ際には色々注意も必要で、親の判断力を試されるかもしれません。ただ子どもに合った教材を与えると、子供は感謝しながら3日間ぐらいは積極的勉強をしてくれます(笑)その後は普通になりますが。

具体的な事例は後で書きます。

続く


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