虚構の中の仮想通貨
仮想通貨が詐欺だとまだ世間では言われることが多いですよね。
僕だってハッキリ「詐欺じゃない!」なんで言えません。
もしかしたら詐欺かもしれません。
なので「日本円は詐欺じゃないですよ」と言われたら「いや、詐欺かもしれないよ」と僕は言います。
どれだけ国を信用していても、日本円は虚構にしかすぎません。
というかお金そのものが虚構です。
それは「宗教はVR」という意味と同じです。
そのVR(宗教)は僕たちに「こうやって未来を生きていくんだよ」という答えを提供してくれます。
人間はその虚構(VR)を見て生きていくんです。
農業も虚構です。
「タネをまいたら食べ物ができる」ことは今は当たり前ですが、むかしは違う。
「タネをまいたら食べ物ができる」という虚構を信じてタネをまきました。
結果、作物ができ民族が生き残れました。
つまりその「タネをまく」という行為に投資したんです。
それで人間は農業に投資しますが、タネをまいて毎年その年に作物が取れるかどうかなんてわかりません。
それでもその土地に投資し、タネをまいて期待している姿がVRを見ている虚構と同じ構図なんです。
これは資本主義でも同じです。
もちろん仮想通貨でも同じです。
宗教も農業も資本主義も仮想通貨も、虚構が「未来を信じる心」を生み出しました。
虚構は唯一人間だけが生み出せるものです。
ただ、資本主義と農業が違うのは、儲けたものをさらに投資しようとすることです。
儲けを使わずどんどん未来に投資し続けようという衝動が人間の中に芽生えてしまったということです。
こうみると、虚構と資本主義の関係性は面白いですね。
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参考文献:
「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」ユヴァル・ノア・ハラリ
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