出版いたしまして。
2024年2月9日、主婦と生活社から「食べる美容」を出版しました。
「美容と健康」とよく言いますが、美の延長線が健康であり、健康の延長線が美であって、切り離せるもにではありません。
美容の中心は肌ということになるのかもしれないですが、皮膚はもともと外部から身体を守るものとして存在していて、皮膚が弱れば免疫は落ち、感染症や食物アレルギーも引き起こすというのが、近年の科学的な理解です。つまり、美容のためのスキンケアも身体の健康に繋がります。
そして、そもそも食べた物が体内で分解や合成というプロセスを経て皮膚となる。つまり、健康あっての美しい皮膚なのです。
それを化粧品だけで、なんとかしようと言うのは乱暴な話しで、化粧品を作る人間として、スキンケアは大切でありながら、それだけでは片手落ちであるという戸惑いをずっと感じていました。
そんな中、食を通じ、健康を通じ、美容を考える本を執筆する機会をいただきました。食を考える上で、僕が大切にしたいことは、まず美味しいこと、次に続けられること、最後に楽しいことです。つまり美容の食とはいっても、ストイックに1人きりでやるもこではあって欲しくないのです。
この本が、そんな心身豊かなみなさまの生活のヒントになったら嬉しく思います。
そして、今回、この本の制作にあたり、たくさんのサポートをいただいた主婦と生活社の編集担当の木村さん、アシスタントの北澤さん、ずっと僕の番記者をやってくださってるライターの石塚さん、僕のツボの食器を集めてくれたスタイリストの中里さん、グルメ仲間でもあり最高な撮影をしてくれた泰介さん、僕の暴走をうまくまとめてくれたデザイナーの荒井さん、撮影スタジオとしてキッチンラボをお貸しくださった釜浅商店さん、モデルやヘアメイクや食材の買い出しや色々と手伝ってくれたOSAJIと日東スタッフのみんな、そして、帯に身に余る素晴らしいコメントをくださったMEGUMIさん、改めて、本当に本当にありがとうございました。