ICTはこれからの授業の必須アイテム
一週間ダイエット献立を取り入れたら、とても美味しくて食べすぎてしまい、1kg増加してしまったOKAMASAです。
前回のから2年半振りの投稿となりました。教頭として学校現場に戻り、コロナ禍の中で、学校の環境も大きく変化してきました。投稿は久しぶりですが、その間、校内の職員向けに発信をしていましたが、noteを思い出し、その内容を公開してみようと思いました。職員に向けて発信していた内容は、教育とは違う分野から得たことを学校教育の視点で捉え直して転用できることが中心でした。
今回は、これまで長年かけて磨いてきた職人技が短期間である程度習得できる時代になってきたということを学校教育の視点で捉えてみました。
結論から言うと、「とにかく積極的にICTを活用する」です。
職人技が短期間で習得できるようになってきたという話を聴いたのは、先日行われた西野亮廣講演会の一節でした。西野亮廣氏は、御存知の通り、「えんとつ町のプペル」という作品で、絵本や映画、ミュージカル、歌舞伎などを手掛けている方です。20年ほど前には、キングコングというコンビでお笑い芸人として視聴率20%を超えるテレビ番組をつくっていた。(キングコングは今も活動しています!相方はカジサックです。)
彼の話に引き込まれてしまうのは、例え話が分かりやすいことです。職人技の話の例え話は、最近のラーメン屋に例えていました。昔は「まずいラーメン屋」はあったが、最近は「おいしくないラーメン屋」はなくなったといいます。確かに「うまいラーメン屋」はありますが、その他が「おいしくないラーメン屋」ではないです。幼い頃ですが、薄味の味噌ラーメンを食べておいしくないなあ〜と思った記憶はあります。
では、授業を行っている教師はどうだろうか。「授業がうまい」先生はいます。「うまい授業」を作り上げるために、経験を積み重ねてたどり着いた職人技の要素が強いです。これまでの「うまい授業」は子どもたちを惹き付け、子どもたちにわかりやすい授業でありました。それが現在は、子どもたちが主体的に学びに向かい、子どもたちが学びを実感できる授業が求められている。しかし、「うまい授業」をこれまでの職人技を駆使した授業を判断基準として見ていないだろうか。
今と昔の授業スタイルの善し悪しを言っているのではありません。今、主体的、対話的で深い学びの実現を目標に掲げているのであれば、その目標にあった授業を提供する必要があります。その目標から見ると、ICTを活用することで、様々な意見を共有できたり、協働的に取り組んだり、思考の視覚化したりすることが容易になりました。
もう一度言っておきますが、職人技を駆使した授業が悪いわけではないです。分かりやすく内容をまとめた解説動画が簡単に手に入る時代になりました。これまでは先生から教えてもらうことが身近で最大の情報源であったわけです。つまり、先生が今のインターネットの代わりをしていたのです。
一人一台タブレットを手にした今、教えてくれる「先生」を一人一人が手にしました。学校だけでなく、家でも「先生」がそばにいるのです。
一人一台タブレットを手にした授業は始まったばかりです。だから、これから先生になる学生にはチャンス到来です。全国で百万人ほどいる教師が同じスタートラインに立っているわけです。私達教師も主体的に協働的に学びを深めていきたいと思います。
ご支援いただける方には、全力で感謝申し上げます(^_^)/