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#4 石田勝紀と庄子寛之〜子どもへの接し方で共通する教訓〜

震えながら道徳の授業を考える中で、夢に向かってチャレンジするには「生活が困らないだけのお金が必要」だという考えを、中学生に気付かせようと授業を組み立てているオカマサです。

さて、今日は通勤中に石田勝紀さんのVoicyを聴いて、以前に保護者に届けた「校長だより」の内容を思い出したので紹介します。
今日聴いたVoicyはこちらです。

この「校長だより」は、夏休みに紹介した「おすすめの本」の内容です。

今回紹介する本は、庄子寛之著『子どもが伸びる待ち上手な親の習慣』です。

まず、著者の庄子さんは執筆時点では、現役の公立小学校教諭でした。この4月からベネッセに入社しました。現役教師が親向けの子育て本を執筆するところが「変態」(最上級の褒め言葉ですので)だと思いました。

さらに中身を読んで衝撃だったのが、ステップ1が「自分を整える」だったことです。

教師の視点で、どのように子どもにアプローチをかけるのかと思っていたのですが、大事なことは、大人が自分を整えることが、子どもとのより良い関係を築けるということです。

この「整える」対象は自分の心と体です。心と体を休めてくださいと述べられています。そんなこと分かっているけど、休めないんだ〜ということも理解した上で、休んでくださいと言ってます。

本の中で紹介されていたことを一つお伝えすると、時間は有限であることを受け止め、「あきらめる」ことだそうです。

これまでにない新しい考え方にふれることができました。よろしければ、ぜひどうぞ。貸出もできますので、コメント欄等で声をかけてください。

来週、庄子さん主催の研修会に参加してきます。そこでのお話も後日お伝えします。

「8/17 校長だより」より

石田さんと庄子さんの共通している点は、子どもと向き合う前にまずは自分(あなた)と向き合いましょうということです。自分と向き合うことで、見方や考え方が変わり、子どもの姿がこれまでとは違ってみえたり、子どもへの声のかけ方が変わったりするということです。

それを庄子さんは「自分を整える」という言葉で表していました。石田さんは、子どもにやって欲しいことを自分がやることと、意図的に「笑顔」をつくることを推奨していました。

私も毎朝、登校時に「笑顔」で挨拶しています。もちろん、意図的です。生徒にも伝えました。笑顔は周りの人を笑顔にするし、回り回って自分の笑顔をつくってくれるからですという話をしました。

嘘みたいですが、笑顔を向けると、眠そうな生徒の表情がゆるみます。思春期の生徒がおっさんから笑顔を向けられて嫌な顔をするかと思ったのですが、自然と笑顔があふれる生徒や、思わず笑顔になってしまい、照れくさそうにしている生徒など、笑顔が湧き出ています。毎朝この笑顔を見るのが楽しみです。

笑顔をつくるという簡単な行動の変化によって生まれる子どもの変化を楽しんでみてください。


ご支援いただける方には、全力で感謝申し上げます(^_^)/