何度失ったって 取り返してみせるよ
何度失ったって 取り返してみせるよ
雨上がり 虹がかかった空みたいな君の笑みを
例えばその代償に 誰かの表情を曇らせてしまったっていい
髭男のイエスタディって曲の出だしの歌詞なんだけど。。。。。。
今回は僕の恋愛の話ではない、確かに僕は恋を引きずる男でしかも諦めも悪くてこんな感情になったことがないといえば嘘になるけど僕が今までずっと取り返したいのは女の子じゃない
僕は今から8年前ぐらいに1つ年上の男の子と住んでいた
今回はゾウ君と呼ぼう(動物占いが同じゾウだから 笑)
あ、最初に言っておくと彼のことは人として大好きだけど僕は同性愛者で彼にフラれて取り返したいって話じゃない、僕の恋愛対象は女性です 笑
彼とは同じ職場で1日仕事して、1日明けみたいなスケジュールをお互い送っていた
だから同じ家に住んでたけど会えない時間もあってスケジュールが重なった時それまであった出来事をおもしろおかしく話す時間がとても楽しみだった、彼はとても聞き上手、リアクション上手なのもあって僕は大好きな時間だった
彼に話す内容を頭の中で添削して一番面白く伝えるのが僕の特技になっていた、それは元々好きなのもあって日に日に上手くなっていたんだけど途中から喋り出す瞬間に一瞬でそれが出来る様になっている脳みそになっていた、それを色んな人に話す、それが僕の快感だった、僕はその能力にめちゃくちゃ自信をもっていた
この話は僕がこの能力を失っていってその時の感情の変化を書いていく
僕が恋して引きずり倒しているのは昔の自分だ
そんな楽しかったゾウ君との生活も終わりがくる、僕が職場を変えても同じ家に住んでいたのだが、、、女性トラブルで大喧嘩した
ゾウ君は全然怒らない人なのに僕より女性の言うことを信じて僕に怒る彼と一緒にいるのが辛くなったのもあって家を出ることにした
今考えたらめちゃくちゃ未熟だったけど、、、、
家をでたあとも色んな話を色んな人にしたけどやっぱり一緒に住んでる人とコミニケーションを楽しくできるってめちゃくちゃ幸せなことなんだなって思った
「この話をゾウ君に出来ないんだ〜」みたいなことを思ったのを良く覚えてる
ゾウ君と同じくらい、いやそれ以上に話していて楽しい女の子に僕は片想いする
「私、大阪時代にコンビの友達とかいたけどマサカズの方が全然面白いよ」
一生このセリフは忘れないだろう
僕は当時、、、てか今もだけど芸人という生き方を選択をした人間をめちゃくちゃ尊敬していた
芸人より面白いなんてことは絶対ありえないことを誰よりも知っていたけど
この子は神様から僕が嬉しい言葉を教えてもらってたんじゃないかな
その子に男性としては相手されなかったからゾウ君と同じくらい話していて楽しい人探しをしていたのだけど結局今も見つかってない 笑
というか見つかる前に僕の能力は無くなってしまう
友達の女の子と付き合うことになって一緒に住むことになった
その子はなんていうかスター性があって会話の中でその子が主役になることが度々あったんだけど
僕はその子と話すとめちゃくちゃ間がずれて違和感を感じていたので二行以上を彼女に話すのを極力控えていた
最初はストレスだったけどそれに慣れてきて当たり前になっていた
ある時友達との会話で「あ、あの話しよー」って喋ろうとした瞬間
「あれ、、何にもでない」
それから当たり前のように出来ていた僕の脳みその動きは一切出来なくなってしまった
しばらく使ってない間に無くなってしまった
この件とは全く違う理由で彼女とはお別れすることになるんだけど
彼女と別れても2度とあんな風に脳みそが動くことはなかった
そこから僕の自己肯定感はめちゃくちゃ下がってくる
僕は自分が色んなことで不器用でもそれまでは別によかった
誰よりも思い出を面白く伝えられるということは
誰よりも思い出を面白く感じれるということだと思っていた
そんな自分が大好きだった
でもそれがない自分をどんどん嫌いになっていった
それが原因でだんだん人見知りにもなっていた
だって今までは目の前の人を笑顔にすればよかったのにそれが出来なくなってしまったから。。。
今まで僕は自分の「機能的価値」に自分の「存在価値」を見出していたけど
根拠がない状態で自分を大好きになることを探す人生が始まることになってそれは素敵な遠回りだった
色んなきっかけでゼロになったことで自分は何にもなくても自分のことを好きになることを向き合っている、、、今も向き合っている
それに価値があると思ってるから今まで色んなきっかけをくれた人に感謝している
なんでこの話を今回書こうと思ったかというと一昨日ゾウ君と昔の話になったからだ、ちなみにゾウ君とは別件でもう一回喧嘩して仲直り?している 笑
ゾウ「あの時楽しかったねー」
まさ「いや、あん時俺めちゃくちゃモテてたわ」←激イタ発言だけどリアルにした会話を書きたいから恥ずかしいけどかいた
まさ「仕事も恋愛もトーク力もピークの時って調子がいいからじゃなくてこれが本当の俺の実力って勘違いするんだよね、ずーっとこれが続くと思ってる」
ゾウ「あ、あの時ね、まさかずかっこよかったよ」
まさ「え?ウソ、そんなところに力入れてない」
ゾウ「パーマとかかけてたのもあるかもしれないけど、、なんかかっこよかった」
僕多分自信があったからオラオラだったんだと思う 笑
遥か先へ進め 幼すぎる恋だと
世界が後ろから指差しても
昔あったこんな過去の栄光にすがっていて激痛でめちゃくちゃ幼いけど
色んな人に後ろ指刺されるかもしれないけど
昔の自分を手にいれたい
激ダサで激イタって自分でわかってるけどこれが本心で心の声だからしょうがない
色んなことをこれから体験して今までも体験してきたけど
昔の俺も一緒だったらなぁって思う
一番面白く人に伝えられて自分も感動できるのにって思う
だから僕は自分の人生の中に昔の自分を取り返すっていう楽しみがある
それが上手くいってもいいし、上手くいかなくてもその過程の氣づきに意味がある
昔の自分に恋して取り返したいというクソナルシストですいません
そんな自分を愛しています
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