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夏が教えてくれること


みなさんは、好きな季節はありますか?

子供の頃、好きな季節は何かと聞かれたら、秋と答えていた。
秋は過ごしやすいし、「◯◯の秋」とか言ったりするので、何かと注目される季節だし、植物も紅葉で色づき始めるので、なんか良いなと漠然と思っていた。

大人になった今、秋は少し苦手な季節になりつつある。
東北の冬は一気に寒くなる。故に秋は結構短い。
好きな季節なのに、短いのは勿体無い気がするのがまず一つ。
あとは、これから寒い寒い冬に突入すると思うと、なんだか寂しくなるのがもう一つ。

春は自分の誕生日の季節なので、親近感はある。しかし、東北の春はまだ寒く、やっと暖かくなってきたなと思ったら、いつの間にか花粉症を気にしなくてはならなくなり、薬を服用しながらなんとなく身体がだるくなる日が多いためか、あまり気分が晴れない日が多い。
出会いと別れの季節なので、自ずと僕が苦手な名刺交換をするだけの会が多いのも、なんだか気分が乗らない理由の一つかもしれない笑

残すは冬と夏。
冬は昔から嫌いではない。でも決め手に欠ける。
ニットが好きなので、お気に入りのニットを着て出かける時は気分が上がる。
あと、コーヒーが美味しい。
寒い日に深煎りのコーヒーを飲むと幸せな気分になる。
しんしんと雪が降ったあと、空気が乾いて、月明かりに地面の雪が照らされると、
なんとも言えない情景に圧倒される時がある。

今書いてて思ったけど、結構冬も好きかも笑
でも日が浅いのはやっぱり苦手で、夜が好きなくせにまだ暗くならないでくれって思ったりする日もある。

やっぱり好きなんだな。夏が。
夏は着替えも軽いから、荷物も少なくて済む。

汗をかくのが好きだから、暑い日でもテンションあがっちゃう。
最近の異常気象は目を見張るものがあるけど。
汗をかくと、生まれ変わった気分になれる。
生まれ変わった自分は、今までの自分よりも好きになれる可能性を秘めている気がする。

夏はお祭りもあるし、夏フェスもあるし、夏休みは長いし、帰省する人も多いから懐かしい人にも会えたりするし、なんだかワクワクするから好きなのである。

あと、去年萩に旅行に行った時に気づいたのが、夏の雲が好きなことに気づいた。
夏の雲は輪郭がはっきりしてて、いつまでも見てられる。
また雲自体が多く、他の季節より地上からも近く感じられるから、結構圧巻だったりする。

積乱雲まで行ってしまうと、かえって怖くなるし、雷とか雨の心配しちゃうから嫌なんだけど、積乱雲までいかないんだけど、青空とバランスよく成り立ってる雲を見ると、いつも立ち止まって見入ってしまう。

僕の好きな雲を調べてみる。どうやら「積雲」(せきうん)とか、「わたぐも」と言うらしい。
この雲は水滴の密度が濃いため、太陽光を通しにくいらしい。

なるほど。だから輪郭がはっきりしてるのか。

雲って、こちらからははっきり白く見えているのに、通り過ぎると実態がなくて、
たまに飛行機でまとまった雲の中へ入る機会があるけど、あんなに遠くからは白く見ていたのに、その中はとっても暗くて、雨が降っていて、なんだか不思議な気分になる。

隣の芝生は青く見えるという言葉があるけど、今目に見えるものって実は本質ではない事って結構多いと思う。
人に対しても、物事に対しても。

あんなにキラキラして輝いて見える人も、こっちがそう見えてるだけで、
本人は全然そうじゃなっかりすることもあるし。

なんだかうまく言えないんだけど、今悩んでることとか、イヤだなと思ってることも、もしかしたら違う視点で見てみると、違う景色になったりするのかもしれないよ!と暗に言われてる気がして、いつも新しい気づきをくれるのだ。
しかも、雲を際立たせているのは透き通った青空の存在もあったりして、調和する中での自分というか、自分だけじゃなくて、いつも誰かに支えられている事にも気付かされたりして、感謝の気持ちも醸成してくれたりして。

めちゃくちゃ周りくどくなってしまったけど、
やっぱり夏が好きだと再確認出来た。

だから今はとても気分良く過ごせている。暑いけどね笑

水、日焼け止め、着替え、サングラス、最小荷物で何処か行きたいな。

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