IKN no.21 いっちーの躁鬱日記
こんにちは。
いっちーです。
人生は長い。それはもう、結構長い。
よく「人生は短いから、時間を無駄にするな」とか、「人生は短いから、生きたいように生きろ」と言う人がいる。
でも僕にはどうしても「人生が短い」と感じられない。
確かに、戦国時代のように平均寿命が40歳くらいの時であれば短いなとは思う。確かに、何かの病気になってしまって、長くは生きられなかったり、明日交通事故で命を落とす可能性もある。
そう言ったことは、理解できるのだけど、どうしても「人生は短い」と言うのは理解ができない。
まだ30年くらいしか生きていないが、これでもかなり長かったと感じる。病気や事故に遭わなければ、あと50年くらいは生きることになるだろう。
うん、とても長い。
「後悔がないように生きろ」「悔いが残らないように生きろ」ともよく言う人がいるが、それは無理な気もしている。どんな人であろうと「あの時違う選択をしていたら、どうなっていただろう」「この道に進んでなかったら、どんな人生だっただろう」と思うことはあるはず。
人生の選択肢が多すぎる現代において、後悔しない、悔いが残らないのはまず無理じゃないかと思う。そもそも僕は、後悔や悔いを残すことがそこまで悪いことだとは思っていない。
あの時、ああ言っていたらどうなってたかな?
あの時、違う選択をしたらどうなってたかな?
と妄想して、別の人生を想像するのも結構楽しそうな気がする。
こう言った考え方ができるようになったのは、だいぶ自分の躁鬱の波をコントロールできるようになったからだと思う。逆に後悔のない人生を送らなければ!と思っていると窮屈に感じてしまい、鬱になる。
もっと気軽に、ただただ生きていることを味わう。それでいい。
中途半端な人生になるぞ!と叱られるかもしれない。
でも、僕には中途半端じゃない人生がどう言ったものかわからない。
上には上がいるし、自分がやりきったと思えれば、周りがなんと言おうとやりきったのだろうし。
死ぬ少し前に、あんなこともやりたかったなあ、と腹八分目いや六分目くらいの人生の方が死ぬ直前まで、生きることができるんじゃないだろうか。
そんな気がする。