自給自足カレッジ③
母親が大腸ガンになったのが、もうかれこれ15年も前の事だったでしょうか。それを聞いて直ぐにガン関連の本を50冊ぐらい買って読み込み、主治医の先生や国立ガン研究センター中央病院にもセカンドオピニオンを取ったりと、息子として出来る事は思いつくものは何でもやった記憶があります。
母親も長男の私を頼っていたので、基本的な治療方針は私が組み立てました。当時既に70代後半にさしかかっていて高齢だったという事もあり、抗がん剤を使う事はやめて、外科療法も最低限にし、基本的には食事療法=ゲルソン療法を中心にして様子を見る事にしました。
ゲルソン療法とは、シュバイツアーの主治医だったドイツ人医師マックス•ゲルソンが提唱した食事療法で、1日2リットル程度のニンジンジュースを食事の代わりに取るというものです。福島医大の星野仁彦先生なども、「5年生存率0%からの生還」という副題で、ご自身がゲルソン療法で末期の大腸ガンから寛解まで持って行った経験を本に書かれています。
私は、母親の大腸ガンを外科手術と共にこのゲルソン療法(食事療法)を中心にして治そうと企図しました。
熊本等から毎日大量の規格外の有機栽培無農薬ニンジンを取り寄せて、母親自身にニンジンジュースを作らせ、毎日飲めるだけそのジュース(1リットル以上)を飲むように促しました。
結果、その後快方に向かい、15年経った今も91歳で父親と二人暮らしをして、元気にしています。
この時の経験から、医食同源という事が自分でもはっきり理解できるようになり、私自身も、かなり食べるものには気をつけるようになりました。
今、日本人の50%以上はガンになると言われており、先進国で唯一まだガンで亡くなる人が増えています。
コンビニやスーパー等で売っている化学物質が使われている加工食品は栄養価も少なく、体に害を与える化学物質に満ちています。そのような化学物質を極力取らないようにし、合成甘味料等もなるべく体に入れないようにしています。
現代人は皮膚からも大量に化学物質を吸収していると言われているので、もう10年以上石鹸やシャンプーも使っておらず、私の家では、元から全ての水を浄水しているので、シャワーやお風呂の水からも、カルキ等の化学物質を排除しています。
自給自足カレッジでは、無農薬でお米や野菜を作る事が学べるようにし、栄養価の高い安全な食べ物を自ら作る事を促します。
また、このような生活をする事で、地球環境を良くし、それが回り回って自らの生活環境をも浄化する事につながるという、自分の体にも、地球にも優しい生き方を学んで頂ければと考えています。
自給自足カレッジについてご興味のある方は、下記のURLから我々のホームページを覗いてみてください。
self-sufficient-life.jp
また、自給自足カレッジのオープンイベントとして、3月4日土曜日と3月19日日曜日にオープンカレッジを、三重県多気町のVISONで行いますので、ご興味のある方は、上記ホームページからお申し込みください。
自給自足カレッジ
小柴正浩