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自給自足カレッジ第6講④〜午後の実習〜ナス、ピーマン、トマト、さつまいも, etcの植え付け〜自給自足カレッジ114

6月17日と18日の午後に行われた自給自足カレッジの実習は、それぞれ土曜日受講グループと日曜日グループに別れて、5月に宿題として種と土とポットを家に持ち帰って育てていた苗を、VISON農園に持ってきて自分の区画の畑に植え付ける作業を行いました。

30度を超える暑さの中でも、それぞれの受講生は講師の村上眞平さんや小島冬樹さんから教えられる各種夏野菜の植え方について、色々と質問しながら、学んでいました。

ナスとピーマンの苗

ポットの苗を植え付ける時に大事な点は、ポットの土を水に浸けておいて、土に十分な水を吸わせる事。
上からジョウロ等で水をかけただけでは、ポットの土に十分に水が回らない事があり、この点は基本として押さえておく事と強調されていました。

ナスの苗の植え付けを説明する眞平さん

眞平さんは、ナスの苗を逆さにして根の状態を確認して、少し茶色かなっているので、少し植え付けるのが遅いと指摘。
本来元気な苗の根は白いと言います。

草マルチをした畝の上に3本の竹の棒を三角形に上記の写真のように突き刺して、交点を麻紐で括ります。
麻紐にするのは、後で下に落ちても土の中で分解されて残らないからだとの説明。

草マルチを掻き分けて、苗を植えるところの土を掘って、苗を植え付けます。

草マルチをしている事で、土が乾燥する事を防ぐと共に、雨で土が流されて栄養分が流されない事も重要。

また、草マルチの中に様々な虫や細菌類が多様性を持って存在できる事も大事だと説明されました。

八の字に竹の棒に麻紐で結えられたナスの枝

ナスの場合は、3本立てにして、3本の支柱に三つの枝を結えて、実が付いても枝が支柱で支えられるようにしておきます。

小島さんは、八の字に支柱に麻紐で結えていました。
普通に輪っかを作って結えても良いそうです。

ピーマンは、一本立てに
ミニトマトは苗を横にして植える

ちょっと上の写真では見にくいですが、ミニトマトは、苗を横にして植える方がたくさん実が取れると小島さんは説明していました。
ミニトマトや中玉トマトの場合は、そうすると、トマトの習性として茎が地中にあると、そこからも根が出てきて、たくさんの根が土中に広がって、よりたくさんの養分を吸い込めるようになるので、そうするとの説明。
大玉のトマトは、普通に立て植えで良いようです。
また、ミニトマトは、ネットを張って枝をそこに這わせるようにする植え方を習いました。

さつまいもを植える為の畝作り。まずは背の丈近くもあるような雑草を鎌で刈り取るところからスタート。
草を刈り終わったあとはクワで土を少し持ち上げるようにして、土を少しおこしていきます。土をひっくり返すまではしません。
土中が養分過多だと、さつまいもは良く育たないので、畝の中に枯らした(青いものは厳禁)藁を入れて微生物に分解させる事で、窒素過多を解消させるとの、小島さんの説明。
畝の脇になる土を畝になるところに盛り上げる。
さつまいもの苗は、横植えにする。そうするとたくさんの芋が取れるとの説明。立て植えすると、数が少ないが大きい芋が取れる
横植えされたさつまいもの苗
植えたさつまいもの苗の周りを草マルチで覆ってしまう。土の乾燥と雨による土壌流亡を防ぎ、雑草の繁殖も押さえられる。

さつまいもの植え付けは、畝作りからスタートしたので、暑い中、なかなかの運動になりました。

土曜日受講では、暑すぎると言って力仕事を避けて日陰でオンラインで作業を見ていた不届き者の女子2名がいましたが(笑)、その二人も苗を横植えするという一番美味しいところにはちゃっかり居ました。

使った鎌の刃を砥石で研ぐ事の説明

最後の締めくくりは、使った鎌の刃を研ぐ事を学びました。
切れ味を良くしておく事が、怪我を少なくして、道具を長持ちさせる秘訣だとの説明。

自給自足する程度の農作業には、鎌や鍬や鋤といった道具で十分で、農業機械は必要なく、無駄にガソリンや軽油を使う事もないので、コストも抑えられて、環境にも良い。自然の中で体も適度に動かせるので、ジムに行かなくても、十分な運動が出来ます。

自給自足カレッジでは、自給する為の知識や実技の習得が出来、1/4クォーターファーマーというライフスタイルを提唱しています。
1日8時間労働のうち1/4の2時間程度を農作業に充てて、安全で安心な食べるものを自ら育てて、残りの6時間は、自分の好きな事(仕事や趣味)をして自由に暮らす。

自給自足カレッジの魅力は、講義や実習の内容にもありますが、受講生やスタッフ、講師からなるコミュニティの魅力に惹かれて受講する人も多いです。

是非一度、無料体験会にお越しください。

7月以降でも、第一第三週の週末(土曜日曜)に開催されています。

次回以降では、

7月・・・ 1日(土)・2日(日)・15日(土)・16日(日)
8月・・・ 5日(土)・6日(日)・19日(土)・20日(日)

今まで経験した事のない新たな経験や発見があるものと思います。

下記は、自給自足カレッジの紹介ビデオです。
見ていると気持ちが何となく穏やかになるので見てみてください。

YouTube動画(3分)

https://www.youtube.com/watch?v=N66HzZV7Td0

体験会等について詳しくは、下記のホームページをご覧ください。

https://self-sufficient-life.jp

自給自足カレッジ
小柴正浩

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