noteとファンドレイジング①「noteはポスト・クラウドファンディングになりえるか」
クラウドファンディングのもやもや
先日から日本ファンドレイジング協会のFRJ2020なるイベントにオンライン参加しているので、ファンドレイジング熱が高まっている今週。
あるセッションで、ReadyforとGood morning(campfireからスピンアウトしたソーシャルグッド系CF)の方が登壇されていたので、以前からもやもやしていたことを、コメント欄に書いてみた。
クラウドファンディングをめぐる社会の状況が、311やコロナを節目に大きく変わり続けている一方、プラットフォームの在り方はあんまりかわっていないなあと思っています。
多くのプロジェクトが、寄付の顔をした購入型であることが、まずどうにかならないかなと…「支援者」は応援しても寄付控除されず実行者の収益に計上されるという認識のアンマッチだったり。
あくまで資金調達期間だけにフォーカスされがちで、事前の声掛けリストづくりなどを力技でやるしかないところだったり。Kickstarterでプロジェクトを実行してみて、日本のどのプラットフォームよりも独特なコミュニティ感があるのが楽しいなと思っています。そういう資金調達期間の前後をスムーズにサポートする仕組みが実装されないものでしょうか。
後者に関しては、Kickstarterでプロジェクトを実行してみて、日本のどのプラットフォームよりも独特なコミュニティ感があるのが楽しいなと思っています。そういう資金調達期間の前後をスムーズにサポートする仕組みが実装されないものでしょうか。
ファンドレイジング計画に合わせてあらゆる決済方法(Peatixのようなオンライン配信+チケット販売機能とか)を組み合わせてシームレスなつながりづくりができる、「課金できるmixi」みたいなプラットフォームができると理想かなあと思っています。
文字数制限のあるチャット欄にはふさわしくない長文コメントだったので、案の定いいねはあんまりつかなかったがw
心優しい匿名の方が
「noteは課金できるmixiみたいにつかえるかも」
というリプをくださった。
noteは「課金型mixi」として、ポスト(購入型)クラウドファンディングになるかもしれない
これ、考えたことがなかったことはなかった。が、なぜ選択肢から外れていたかと言えば、「リターンの送付先などの個人情報収集・管理がnoteのプラットフォーム上では難しいこと」があるからだ。
なので、どっちかというとオンラインサロン的な使い方ならいけるとは思っていたが、クラウドファンディング的な使い方は難しいと思っていた。
でも、上記のコメントを見てハタと思いだした。
「最近BASEと連携スタートしたやん!」と。
これで、BASEの製品を貼り付けて、予約販売appをインストールしておけば、クラウドファンディング的に使えるかなと。
うーん、これはいいかもしれない。ありがとう、匿名さん。ありがとう、FRJ2020(まだ開催中)。
noteをCF的に使う上で、現状での課題
①連携単位
「クリエイター単位 対 ストア単位」の連携であって、「マガジン単位 対 商品単位」の貼り付けはできないので、クラウドファンディングのような「期限が決められたプロジェクト」を実施するには、多少マニュアルでがんばるしかないかもしれない。
BASEで期間限定のストアをつくり、実施期間中のみ貼り付けるとかかな。
②たぶん「購入型」しかできない
これ、多分なんですが、noteのサークル機能や、マガジンや記事の有料購読、BASEの販売って、売買契約しかできないよね…?
何が言いたいかというと、社会福祉法人や認定NPOであっても、これらを寄付として算入するのは難しんでは…と思っている(ごめんなさい、これに関してはあんまりソースもなかった。寄付税制に強い人、教えてください)。
なので、これを回避する手段を、次の記事で考えてみる。
※よく誤解されますが、多くのクラウドファンディングプロジェクトは「購入型」です。寄付型と購入型の違いは、どっかの記事で解説したなーと思ったらYouTubeでした。
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