新緑の森 こころに森呼吸
森に入ると、新緑と木漏れ日が私たちを迎え入れてくれる。森の奥から小川流れる音が聞こえてくる。私たちの狭くなった視野や塞ぎがちな聴覚を、森が広げてくれる。
ゆっくり、ゆっくり・・・森のじかんがはじまっていく。
森でのお願いの中に、「自分の子、他の子、同じように見守ろう」がある。今、あまりにも人と人との関係性が不健全なように思える。だから、人と人とがつながって、みんなで子育てをすれば、子どもを自分以外の誰かが見守ってくれている安心感が湧いてくる。みんなで子育てすると人の循環がいろんなところで動き始める。例えば、他の子と関わることで、その子が親以外の価値観に触れる機会ができるし、案外、関わった大人の方が新しい気づきがある。だから、自分の子どもに対する悩みが、小さかったことに気づくことが多々ある。
今、子育てをする大人に必要なのは、多すぎる子育て情報による先入観からの「解放」だと思う。今の日常は、「閉鎖的で、管理的で、統一的」な環境ばかり・・・
「開放的で・自由で・多様な」環境が森の中にある。
森に来れば、みんながいるし、森が解決してくれる。