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社会貢献型個人ビジネスであっても、「特定の1人」のための商品・サービスを作ることから始める。

ビジネスの本質は、社会貢献です。社会に価値を提供することがビジネスです。

最初から「社会」という抽象的な存在に価値提供をする必要はありません。「特定の個人」に対する価値提供から始めればよいのです。実際に存在する、特定の個人に向けて、商品・サービスを作りましょう。

【1】「ペルソナ」は抽象的な存在

マーケティングでは「ペルソナ」を設定するのが主流です。

しかしながら、「ペルソナ」が表すのは特定の個人ではありません。「○○という特徴を持つ人」という抽象的な存在にすぎません。「30代男性、既婚、3歳の娘がいる。パワハラに遭っているため転職を考えているが、給与面の心配があり、退職に躊躇している」ような人は、それを設定した人の頭の中にしか存在しません。

ペルソナは具体的に顧客対象を設定するものと思われていますが、まだまだ抽象的なものです。

【2】社会における、組織と個人の役割は違う

社会にはすでに多くの組織が存在します。ペルソナ設定などを行って、抽象的な存在に対して商品・サービスの提供を行っています。

一定以上の質を保ちながら、低価格で価値提供を行われているのです。その市場において、すでに信頼を得ている組織があります。

そのような市場に、個人が新規参入しても見向きもされないでしょう。そして、社会の人々も、それを求めてはいません。

抽象的な存在に対する商品・サービスの提供は、組織という抽象的な存在に任せればよいのです。個人には、個人にしかできないことがあり、それを提供することが個人ビジネスの役割となります

【3】特定個人に向けた商品・サービス

個人にしかできないこととは、特定の個人のための商品・サービスを提供することです。特定の個人にカスタマイズした商品・サービスを提供することです。もっと簡単に言えば、特定の個人に寄り添った商品・サービスを提供することです。ペルソナという抽象的な存在に対してではなく、実際にコミュニケーションができる相手が「嬉しい」と言ってくれるような商品・サービスを作りましょう。

このようなサービスは、市場規模が小さいため、組織は参入をしたがりません。逆にいえば、だからこそ求められるのです。

【4】組織にはできないことをする

抽象的な「人々」に向けたサービスを作るのは、組織がやるべきことです。個人が「朝専用」のコーヒーを作っても、購入する人はほとんどいないでしょう。

私達個人は、自分がコミュニケーションができる特定の相手に向けたサービスを作ることから、始めましょう。組織では手が届かない人々のためにこそ、スモールビジネスはあります。

【5】社会貢献の出発点は、1人に手を差し伸べること

社会貢献活動だからといって、最初から社会に手を差し伸べる必要はありません。そのようなことを、社会の人々は望んではいません。

人々が求めるのは「私」に向けた商品・サービスです。「私」が幸せになるための商品・サービスを求めています。それは抽象的な存在ではなく、物理的に具体的に存在する「私」です。

コミュニケーションを取ることができる特定の個人に向けた商品・サービスを作りましょう。コミュニケーションを取りながら、あなたの商品・サービスを発展させましょう。

特定の個人に向けた活動を、取り続けましょう。

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