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【旅行メモ】モロッコ ラバトでの手荷物預かり+観光のためのメモ

 モロッコのラバトは首都ですし少ないですが見るべきものもあるのですが、宿泊するほどではないので、列車の乗り換えのついでや途中下車で観光したい街ですよね。そういう時に必要なのが手荷物預かりですが、この手荷物預かりに関する情報がネットに少なく、かえって混乱を招くような情報もあるので、実際に行ってみた結果をメモしておきます。
 なお、ラバトには在来線の駅であるRabat Ville駅と高速鉄道の「新ラバト」的な駅であるRabat Agdal駅の2つの駅があります。観光地が多くある旧市街に近いのはRabat Ville駅ですが、高速鉄道で来るとRabat Agdal駅に降りることになります。2つの駅は在来線でつながっていてタイムリーな列車さえあれば移動時間は2分程度なのですが、それほど列車の運行が頻繁ではないので、高速鉄道で到着してRabat Villeに移動する場合で次の電車まで時間があるときはタクシーを使った方がいいかもしれません。

 さて本題ですが、ここに書いてあるのは市内観光の拠点となるRabat Ville駅の情報です。このページにはRabat Ville駅にluggage storageがあると書いてあるのですが、実際に行ってみるとありませんでした。何人かの駅関係者に質問し、更に駅のInformationに尋ねても結果は同じでした。
 周辺のレストランで食事したら手荷物を預かってくれないかなと思い、周辺のレストランを何軒か尋ねたところ、駅が接しているAv. Mohammed Vと Av. Abou Faris Al Mariniの交差点の角でRabat Ville駅と交差点を挟んで斜め向かいのLe Capliというレストランで有料で預かってくれることがわかりました。預かること自体をビジネスにしているので、このお店でご飯を食べたりお茶を飲んだりしなくても大丈夫です。他のレストラン2軒で聞いてみたのですが口をそろえて「Le Capliに行け」と言われるので、同じ質問をする人が多いのだと思いますし、「ご飯食べるから荷物を預かれ」というのは普通のレストランにとっては歓迎ではないのだなと思いました。このLe Capliを活用してラバトの滞在プランを立ててみてください。

 余談ですが、実際に行ってみて私が個人的にお勧めの観光方法は、タクシーでウダヤスのカスバ(Kasbah des Oudayas)まで行ってしまい、カスバ内部やカスバからの海の景色を堪能した後にスークになっているコンシュル通り(Avenue des consuls)を横道にも入ってグランドモスクなどに寄りながら歩いてメディナをN1の広い道まで抜け、更に歩いてハッサン塔やムハンマド五世廟に行き、Place 16 Novembreの電停から路面電車でRabat Ville駅まで帰ってくる方法で、ゆっくり行っても全部で3時間には収まるものと思います。Place 16 Novembreの電停では1号線の電車も2号線の電車も来るので、Rabat Ville駅に帰るのであれば1号線の電車に乗りMohammed V-Gare de Rabatで降りてください。電停のホームにチケットの自販機と有人のチケット売り場があります。このルートは、旅行者にとって多少鬱陶しいタクシー使用が1回で済み、路面電車にも乗れます。王宮には行けませんが他の見るべき場所はだいたい網羅しているのではないかと思います。
 Rabat Ville駅には観光客相手に英語で話しかけて高額な運賃をぼったくろうとしてくるタクシーがいるので注意してください。流しのタクシーを捕まえて「Kasbah des Oudayas」と言えば何の問題もなくメーター賃走で行ってくれるはずです。


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