「豊かさマインド」を育むいくつかの事柄。
こんにちは。若い頃から「人を育てる」に関わってきたのでいまさら言うことでは無いですけど、実に面白いです。
メンバーに恵まれている管理職。
階層教育について色々と検討実施しています。メンバーひとりひとり色んな考え方があって、とても素晴らしい組織だなと感じます。30歳から管理職をひたすら任務としてきた(なぜか40歳のときに1年半だけエキスパートになった)身としては、いつもメンバーに恵まれてきたなと、とても思います。
マネージャーとして1年に10〜12名ほど、部長として20名以上のメンバーと接してきたとすると、実にのべ人数で400人以上の仲間と仕事をしてきたことになります。それ以上に他部署関係者、取引先まで加えると、一体どれだけの人と関わって生きてきたのかと思わされますね。凄いことです。
獅子も子も、Win-Winになれるか。
それこそ、若かりし頃はなにもかもが滅茶苦茶だったなと感じます。育成するなんいうて気持ちがこれっぽっちもなくて「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」かのごとく強烈なプレッシャーとともにみんな成長していくものだと思っていたフシもありますね。時代と言えば時代なんでしょうけれど。
今、20年前と同様のことが起こると、間違いなく若手社員は辞めてしまいます(はずです)。Win-Loseでは駄目だし、Lose-Winでも駄目。原則として存在するのはWin-Win。ともに勝利を得るということだと思います。これは7つの習慣の「第4の習慣」における6つのパラダイムのうちのいくつかですね。
サーベイなどを実施すると「メンバーは正しく答えていないんじゃないか」とか「どうせ低くつけたりしいるのかも」という、よからぬ妄想も出てきてしまうかもしれません。しかしながら問題なのはその考えではなく、「信頼口座が枯渇しているのではないか」と”考えられていない”ところなんです。
信頼口座を増やす6つの預け入れ。
スティーブン・R・コヴィー博士は信頼口座を増やす「6つのの預け入れ」を提唱しています。
博士はこうも言っています。「反抗は、頭で起こした問題ではなく心で起こした問題である。心の問題を解決する鍵は、無条件の愛を預け入れることである」。さらには「テクニックをいくら学んでも、しっかりとした人格の土台がなければ、公的成功はありえないのである」。人格=私的成功ですよね。
ふたつのマインド。どっちを持つか。
7つの習慣を読んでいていつも思うのは、Win-Winは重要なのにほとんど実践できていないな、ということです。これほどまでに難しい習慣はないな。まだまだパラダイム・シフトができていない。そう思います。そんな、重要だけど難しい「Win-Winの原則」は5つの側面によって構成されています。
特に「人格」について多くを割いています。そのなかでも一番なのが「豊かさマインド」。奪い合いではなく与え合いになる必要がある。例えば「褒める」はひとりに一個しかない「欠乏マインド」ではなく、全員に行き渡るだけ存在する「豊かさマインド」なんです。今度詳しく書きたいと思います。
最後に。
#未来のためにできること はこの「豊かさマインド」を持つ管理職を育成する道を探る旅ですね。駄目だった昔の自分と同じ轍を踏まさないように。