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若者のワーク・エンゲージメントを思い描いていたら「7つの習慣」の驚愕の事実が分かった。

こんにちは。パリオリンピックのサッカー競技が始まりましたね。昔ほどリアルタイムで見なくなりました。20代の頃はリアル録画含め年間で250試合くらいテレビ観戦していました。懐かしい日々です。


若者、捨てたもんじゃない。

先日、ある若者たちと懇談をする時間がありました。そんななかサッカーの話題で盛り上がったわけです。ちょうど自分自身が物心ついて意識し始めたのが1982年のスペイン大会でした。そのあとのメキシコ大会のマラドーナ、イタリア大会のバッジョ、そしてフランス大会の日本代表の初出場と続く。

これだけで16年もの時間を費やしている。なのに、なんと若者たちはそれらの大会についてもよく存じ上げていました。好きなことにとことんのめり込む。とことんまで調べる。ちゃんと自分の目で見て感じる。とても素晴らしいことだなと無性に感激してしまいました。若者、捨てたもんじゃない。

階層教育の設計。

現在さまざまな階層教育の設計をおこなっています。新入社員研修は無事終了しているのですが、ここから2年目、3年目、4年目と続いていく。そしてそれ以外にもインターンシップもある。毎年のことではあるけれど、若者のパワー、成長した姿を知る機会。とても大事にしている期間でもあります。

基本担当のメンバーがそれぞれを設計していくので直接手を動かすことはないのですが、7つの習慣セルフコーチングやレゴ®シリアスプレイ®で培った知識を惜しげもなく提供する。受け入れるか受け入れないかは担当メンバーの課題。アドラー心理学のいう課題の分離をしっかりと実践できている。

課題の分離についてはここでも書きましたね。

主人公は誰なのか。

エンゲージメントの相談をよく受けるのですが、その際もよくこの課題の分離、もう少し噛み砕いて言うと、若者への責任と権限の移譲について話すことが多いです。やりがいや裁量、自己成長といったワーク・エンゲージメントにつながる項目について、若者と1on1で対話することを推奨しています。

ワーク・エンゲージメントについてはこの記事が一番かもしれない。

文中の、ワーク・エンゲージメントと従業員満足度の違い、がとても心に響く。「主人公」という言葉に凝縮されているとおり、働く一人ひとり、もっと言えば若者たちのやりがいや裁量、自己成長に会社の行く末は委ねられているような気もしています。それくらいワーク・エンゲージメントは大事だ。

7つの習慣に若者の概念はない?

実は7つの習慣にはこの若者という言葉が思いのほか出てこない。これは若者軽視ではなく7つの習慣にはそのような概念がないのだと思う。たぶん年齢などではなくてその主人公が持っている責任と権限の度合い。年配者は正しい手法で若者に道を譲る。これが自然の摂理のように思えてならない。

ユズリハという植物がある。この常緑高木は、春に新しい葉が出ると古い葉が場所を譲るように落ちて生え替わるという性質を持っている。今を知り昔を学ぶ若者がいきいきと働ける、そんな環境を作っていくことこそ、自分の使命なのだなと感じ始めています。では何ができるのかを考えていきたい。

最後に。

余談だが、7つの習慣で若者という言葉がどこで出てくるかというと、驚くなかれ「第4の習慣:Win-Winを考える」。しかもWin-Lose(笑)

もう一つの強烈なWin-Loseの脚本で動いているのがスポーツである。特に高校や大学のスポーツはそうである。試合で「勝つ」というのは「相手を負かす」ことだ。だから多くの若者は、人生は勝者と敗者しかいないゼロサム・ゲームという考え方を内面に根づかせてしまうことになる。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
「第4の習慣:Win-Winを考える」人間関係の六つのパラダイム より引用

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