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Wevoxバリューズカードでチームパーパスを作ってみたって話。

(注)1,700文字超え。ちょっと長めです。お付き合いくださいませ。

こんにちは。先日「オペラ座の怪人」4Kリマスター版を見てきました。色々と思うところもありましたが映像、音楽には感動しました。なんだか「才能とはなにか?」問われている気がした。いやいや最近は映画鑑賞の本数も多くなってきましたね。


立ち止まる。

人事の仕事をしはじめて1年と3ヶ月ほど。いろんなことがわかって、いろんなことに挫けて、いろんな手を打ってきたことを実感。新喜劇の「止まると死ぬんじゃ」ではないですが常になにか動いておく。それはとても大事なことだなとつくづく思います。まあそれでもときには立ち止まることも大事。

意外な話ではありますが、7つの習慣にはこの「立ち止まる」というワードが登場しません(翻訳の関係かもしれないのですが)。立ち止まって顧みる、P-D-C-Aでいえばチェックってところでしょうか。個人的には人生にとって重要だと感じています。それは組織やチームにとっても同様ではないか。

チームの和を貴ぶために。

4月になりメンバーが替わっているにもかかわらず立ち止まらないままの2ヶ月が過ぎたので、地に足つけて考える季節がようやく作れました(遅すぎ)。良いタイミングなので一旦立ち止まり、レゴ®シリアスプレイ®で作ったチームのクレド(パーパス)を全員で再考しよう、という話になったわけです。

ということで今回はWevoxバリューズカードオンラインを使うことにしました。前回Wevoxバリューズカードを利用した際の詳細はこちらにも書いております。

今回のテーマは「チームの和を貴ぶために自分が必要と思っている信念」。貴ぶとか。最近聖徳太子についての書籍を読んだ影響でこの言葉をテーマに決めました。4人が4人とも、悩みながら、大量のバリューズカードの中から自身が必要と思うワードをチョイスしていくのはかけがえのない時間でした。

全員の言葉だからこそのクレド、パーパス。

レギュレーションで最終的に5枚のカードが手元に残ります。なぜこの5枚のカードを選んだのか。その理由を伝え合います。そして最終的に、もっとも必要とする信念として、ひとつのワードを自分自身で選択します。ここでもかなり心のなかでの葛藤が見え隠れし、苦渋の決断で選んでいきました。

バリューズカードではこのような画面でひとりずつ理由を説明していく。
著者が選んだ言葉。そのなかでも一番必要と思ったのが右上の「励ます」

ひとりひとりが選出した信念をもとにチームのクレド、パーパスとしてのストーリーを考えていきます。今回は全員で時間をかけて考えるのではなく、ひとりひとりが丹念にストーリーを創り上げ、全員で共有しあい、最終的にどのクレド、パーパスにするかを決めていきました。ワークショップ終了。

問いを生み出す種。

これからは、このクレド、パーパスに即した行動を取っていくことになります。事あるごとに全員で創り上げたチームのクレド、パーパスに則っているかを検証し、なにかの決定をおこなう際もストーリーに合致しているのかどうかを見定める。全員の言葉だからこそ意味があり、それが行動に活きる。

そして何ごとにおいても重要なのは「問い」。レゴ®シリアスプレイ®同様に「問いは難しいけれど作れなくはない」というフローを作り出す問いこそがファシリテーターの力量と呼べると思う。そのためには問いを生み出す感性を磨くことも大事。読書や前述の映画鑑賞はまさにそのための種なのです。

最後に。

これが自分にとっての一番の問いです。

「今の時代にも『7つの習慣』は有効なのだろうか?」
「一〇年後、二〇年後、五〇年後、一〇〇年後でも通用するのだろうか?」
この重要な問いに対して私は、「変化が大きいほど、チャレンジであるほど、『7つの習慣』の持つ意味は大きくなる」と考えたい。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
はじめに より引用

Wevoxバリューズカードはレゴ®シリアスプレイ®とまた違ったコミュニケーションが見つかります。双方に良さがあり、双方に難点もあり、双方を組み合わせることでシナジーを生むことだってできる。世の中はバランス。片一方に寄った思考では前に進むことができない。これは自明の理でもある。

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